大浴場はそこそこの広さがあった。 「すげぇ!貸し切り貸し切り!」 「おいショージあんま調子こくと…」 僕の忠告も空しく 彼は思いっ切り後頭部を床に打ち付けた。 「だ、大丈夫か…!?」 「……調子こいてスンマセンでした。」 ショージはヨロヨロと 僕の腕に捕まる。 その時だった。 「やっ!やだよ こんなとこで…ひゃ、あぁっん!」 女風呂の方から 女性の喘ぎ声が聞こえたのだ。 「良いじゃん悠ちゃん」 「や、だめぇっ!!…ひゃあっん!」 けっ…けしからん…!! 女の子同士でしかもこんな 誰が来るかも分からない様な所で… 「ユ…ユウジ」 ショージを座らせ シャンプーをするため シャワーを体にかけてた時 彼は気付いてしまったのだ。 「お前…なんで勃ってんの?」 [*前へ][次へ#] |