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カップリング小説
非日常に潜んで…るのかな…?
ダラーズというネット上のグループがある
…でも、ネットだけに閉じ込めることは出来なかった

ダラーズの創始者は竜ヶ峰帝人

それを知ってる人は数少ない


「あ……帝人先輩!」
陽気な声で僕の名前を言って走ってくるのは、後輩の青葉君だ

「誰に手を振ってたんですか?」
「臨也さんだよ……今日戻ってきたみたい」

「へ〜……」
そのとき僕は人混みを見てて青葉君の表情を見てなかった

臨也さん……正臣が関わらない方がいいと言っていた

あの時、僕はその忠告を忘れていた




まだ、正臣が僕らの前からいなくなる前………平和な日々

「みっかど〜!!杏里〜!!一緒に帰ろうぜ!」
テンションが高すぎる僕の親友の紀田正臣が教室にきた

「正臣…五月蝿いよ……ごめんね園原さん」
「いえっ…紀田君はいつも元気ですね」
「さっすが杏里〜!」
「きゃっ!」

「正臣!園原さんに抱きつくな!!」

「なんだよ帝人〜淋しいのか?それならそうと早く言えよ〜」

正臣は僕の手を引き寄せて抱きついた

まったく……

「今から三人で露西亜寿司行かね?券もらったんだ〜!」
「今日は用事があるので二人で食べに行ってください」
「送っていくよ」

園原さんは少しまえに、切り裂き魔事件に巻き込まれたから心配だ

「大丈夫です……楽しんできてください」



僕達は寿司を食べに行った

「あれっ、サイモンさんが見あたりませんが」
「宣伝しにいった」

臨也さんと静雄さんの仲裁にでも入ってるのかなと想像してしまった


「ごちそうさま!」

露西亜寿司を出た時には辺りは暗かった

「……お持ち帰りしたいな〜」
「頼めばよかったじゃん」

違うと言って、正臣は僕にキスをした


「やっぱ今のなし!忘れて…」

いつもの笑顔じゃない笑顔だった

「ルート三点」
正臣の制服の袖を掴み、僕の家に一緒に帰った




「ボーっとして……どうしたんですか?」
青葉君が心配してこっちを見てる

「なんでもないよ…」

深い闇の中に僕は進む

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あきゅろす。
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