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カップリング小説
キセキの思いで《緑》
オレは緑間真太郎だ

中学三年なのだよ

今は修学旅行で京都に来てるのだよ
「凄いっスね〜…あれっ、黒子っちはなに見てんスか?」
「お土産どれにしようか迷ってるんです」
せっかくの自由行動なのに、何故オレはこいつらと一緒にいなきゃいけないのだよ…

それもこれも…

30分前
オレは赤司と紫原といた
「ん〜やっぱりコンビニのお菓子の方がいい」
「おい、ここは京都なのだよ!わざわざ来たのになんでコンビニなのだよ!」
「美味しいから」
「………」
「二人とも修学旅行なんだから喧嘩はよせ…バスケ部の恥をさらすな」

…確かに帝光中の制服だが、バスケ部員とは分からないんじゃないのか?とツッコミたかったが、ややこしくなりそうだからやめた


「…何か向こう側の方が騒がしいのだよ」

俺らは人が集まるとこへ行った

「やめてっ」

聞き覚えのある声がした

「桃井!どうしたのだよ!?」

「青峰君が他校の人達と喧嘩しててっ」
それを聞いた赤司は紫原に命令して、紫原は青峰をとめた

「おいっ、邪魔すんじゃねーよっ!…こいつらもっと殴んねぇと気がすまねぇ!!」

「何をしてるんだ!」
帝光の先生も集まってきて事態はおさまった
青峰と桃井を心配して赤司はキャプテンとして付き添った
紫原も青峰が暴れだしたらいけないので赤司達と下宿先のホテルに向かった


「青峰君……」
「…いつからそこにいたのだよ」
いつも突然現れてるからムカつくのだよ

「桃井さんの叫び声が聞こえてからです」
オレ達と同じ頃か…

「何があったか分からないが迷惑な奴だ」
「…何か理由があるからだと思います」
「そうだとしても、もっと他の方法があるだろ」

最近青峰はやたらイラついてるが暴力沙汰までとなると…

「なぁ、黒子…」
そう言いかけたとたん五月蝿い奴が来たのだよ

「黒子っちと緑間っち!?二人が一緒に行動してるなんて珍しいスね」
「お前こそ…後ろの行列はなんなのだよ」
黄瀬の後ろには他校の女子や舞妓等子供から大人まで女性がついてきてる
「大名行列…というより大奥みたいですね」
どっちでもいいのだよ



…そんなわけで一緒に行動することになったが


30分後
「はぐれたのだよ…」

まぁ、1人での方が色々都合がいいのだよ
お参りしたりお土産を買って、あっという間に景色は夕焼けの空になっていた


集合場所に行く途中
「ワリィ、大丈夫か?」
他校の人とぶつかった

「…別にお土産は無事なのだよ」
「俺が聞いてんのはあんたの事…手から血が出てんじゃん!」
「たいしたことないのだよ」

相手の男は俺の手に土産だと思われる金閣寺の絵柄のハンカチを結んだ

「今はこれくらいの事しかしれねぇけど、ちゃんと処置しとけよ」
「ふっ…変なやつだな」
「ぶはっ…お互い様だろっ」

俺より背の低い男は笑ってから…ネクタイを引っ張り、俺の頬にキスをした

「じゃあな」

男は走り去っていった


「あっ、いた!緑間っち〜遅れるっスよ!」

…二度と会いたくないと思いながらオレは集合場所にはギリギリで着いた


ホテルの部屋で言われたとおり傷の処置した
ハンカチを見てると頬が熱くなるような気がした


次の日、赤司に青峰の事を聞いたら、他校の奴が桃井にナンパしてから騒動に発展したそうなのだよ…桃井も大変だな

修学旅行が終わり、部活での黒子の様子が変わった

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あきゅろす。
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