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カップリング小説
魔法少年春っち☆マギカ
『ダイヤのA』で
『魔法少女まどか☆マギカ』のパロディ

設定☆
春っち→まどか
降谷→ほむら
栄純→さやか
御幸先輩→杏子
倉持先輩→マミさん
クリス先輩→恭介
亮さん→キュゥべえ
?(お楽しみに)→仁美



ストーリー省き省き〜の少々変更
腐向けでございますので苦手な方は戻る連打orホーム画面Let's go

設定は友人との会話で盛り上がりそんな感じで、はい(友人のために完成させ見せて此方に載せていいかい?という質問に対しOKが出たので、一人でもこういう世界に引き摺り込m…新たな扉開け胡麻!!のため載せます)
きっかけのパロイラスト見つけたそうですが自分未だ見つけれてない(´・ω・`)…漁って潜ってネットサーフィィィィィィン見つかるとイイな(白眼



長文
ネタバレ有り


















「運命を変えたいかい?」

「え……」
「この世界の何もかも全て、春市が覆してしまえばいい。それを可能にする力が君にはある」

「本当…に…?」

「もちろんだ。だから俺と契約して魔法少女になってよ。…あ、少女ってより少年か」






――ピピピピピピピピ

目覚ましが鳴っている。目を少し開けるとカーテンから光が降り注ぐのがうっすら見える。眩しいな

「夢オチ?」

なんだったんだろ……あの夢は…
兎耳?猫耳?をした幼少年が契約しないかと言って、何かを叫んでる黒髪の人が…
綺麗だったなぁ

学校の支度をして朝ご飯を食べた
リボンは派手めの赤にしてみた
「行ってきます」と家族に言って「行ってらっしゃい」と返事がくる

家を出て走って待ち合わせ場所に辿り着くと
「おーきたきた」

二人の友達がいる

「ごめんっ栄純くん成宮くん!」
「遅いぞ春っち!」
「春市さんおはようございます」

「あれ、リボン変えた?」
「派手じゃない?」
「似合ってる」
「ほほう?イメチェンしてモテようってのかこいつめぇ!」
「ちっちがうよっ」
「そんな子は俺が嫁にもらってやる!」
「ええ!?」
「二人とも遅れるぞ!」
「やべっ!!」



先生のいつも通りの報告

そしてなんと転校生がきた
「降谷暁です。宜しくお願いします」

「わー美形」と教室がざわつく

あの人夢に出てきた人だ

休み時間になると転校生の降谷さんの周りには複数の人達に質問攻めで囲まれてた

「ちょっと気分が優れないので保健室行ってくる」
「大丈夫?」と心配されている降谷さんはこちらを向き
「小湊さん……保健委員の君に連れてってほしい」
「……へ!?」





「保健室こっちだよね」
学校を案内するのはこっちなのに、これじゃあ逆に案内されている気がする
「う、うん」


「あの降谷さん」
「降谷でいい。何?」
「あっ、えっと、降谷…くん……あの…」
なんで知ってるかなんて怖くて聞けない
「前にどこかで会ったことある?」
「…………」
どうしよう…余計変なこと言っちゃった

「小湊春市」
「はっはい!」
「君、家族や友達を大切だと思ってる?」
「…え?」
「どうなの?」
「もちろん大切だと思ってるよ?家族も友達もみんな大好きだよ!」

「そう…なら忠告しておくよ。その気持ちが本当なら守ってほしい。この先何が起ころうと自分を変えようと思っちゃ駄目……でなければ、君の大切なもの失うことになるよ」

何を言っているのかさっぱりだったけど後々になりその意味を理解していくことになる






事情を栄純くんに話し

僕たちは戦いに巻き込まれる

夢で会った兎耳?猫耳?の少年を降谷くんがあっさり撃つ光景を目の当たりにする

急に登場した人はあっさりと敵を倒していく
倉持先輩というらしく僕たちの学校の先輩だそうだ

栄純くんも「かっけー!チーター並に早すぎる!」と助けられた帰り際に倉持先輩を褒めていた


「俺と契約して、魔法少年になってほしいんだ」

倉持先輩に亮さんと呼ばれる少年
亮介って子につい「兄貴」って呼んでしまった…。空気を読んでくれた栄純くんも真似して「お兄さん」て呼んでくれたのは助かった。傍から見ると僕たちより小さい少年を兄呼ばわり…それは変な光景だろう。しかし、見た目は幼稚園に通ってそうなのにどこか人離れした赤い目と生えてる耳…
何度も降谷くんに倒されても目の前に現れるのだから人間ではないことは確かだ


返答に迷っている僕たちに倉持先輩は
「近くで俺の戦ってるとこ見てろ。俺がお前らを守る。あと魔法少年になるため叶えたい願い考えとけよ」

僕たちに考える時間をくれた


それから度々間近で魔女との戦いを見て倉持先輩みたいな魔法少年になりたいという憧れがますます強まった


そんなある日またしても魔女が現れる
「春っち、倉持先輩呼んできてくれ。俺は亮さんと行ってくる」
「わかった無理しないでね」

僕は倉持先輩を呼びに行き、一緒に栄純くんたちのとこへ向かった
向かう途中で降谷くんに会ったけど
「邪魔させるもんかよ」と倉持先輩が技を使い降谷くんを拘束した



「ティロフィナーレッ!!」

いつもみたいに魔女を華麗に倒した


「…あ?」

油断したのもつかの間
光景はまさに絶望という言葉が相応しかった


「くらもちセンパァァァァアアアイ」











「うわぁぁあああぁああ」
嫌な夢だ
いや、夢ならよかったのに…

倉持先輩が……
メノマエ…デ……

紛れもない夢だと思い込みたい
でもいつもの日常に倉持先輩はいない
存在していたという痕跡はあるのに
この世に存在していたはずなのに



辛く悲しいときもお腹は正直だった
起き上がり夕食を食べた
僕を心配する家族には何も話せないけどご飯は美味しく
生まれてきて幸せだと思った。温かかった




















今日春っちは学校に来ていなかった。それもそうだ。あんなの見たんだ…

俺たちはあの後お兄さんに魔法少年になることを断った
あの日俺たちは探したけど何処にも倉持先輩はいなかった。学校にも家にも…

倉持先輩が魔女に殺られる想像なんてできていなかった
何もできなかった無力な自分が悔しい

倉持先輩が倒された後、魔女は降谷が倒した
「倉持先輩の…ソウルジェム」
「魔法少年じゃない人たちが、これに触らないで」
何も言い返せなかった。俺たちは覚悟がなかった





「クリス先輩、どうっすか!?」
「……」
「いい曲っすよね」
「……」
「俺これ弾く姿見たいっす」
「…毎日毎日なんでこんなの聴かせるんだよ!」
クリス先輩は投げようとした
「やめてください!」

「すまない………医師から言われたんだ。俺の怪我は一生治らないと」

ああ………
…俺に力があれば
クリス先輩の怪我を治せたら







「お兄さん…俺に―――」
「わかった」









「春っち、大丈夫か?」
「……え」
「どうだ?この格好似合うかな…」
「栄純…くん…?」
春っちは俺を心配した









倉持先輩がいなくなり新たな魔法少年がこの街に現れた
御幸というちょームカつくやつだ
でも強い。絶対戦闘力上げてるのは眼鏡だ



魔法少年になるためのソウルジェムを春っちに飛ばされて意識がなくなった
息が苦しく目覚めたら泣いてる春っち
「くそ…ふざけんじゃねー!」と御幸がお兄さんに対して怒ってた
ソウルジェムはどうやら俺たち魔法少年の命そのものだそうだ
つまりソウルジェムが壊れたら死ぬし
一定の距離から離れたら死ぬ仕組みになっているらしい







最近一緒に帰らないから俺と春っちが禁断のピ〜でもしたと鳴にからかわれる

「あっクリス先輩、退院したんだ」
「うん、俺すっげー嬉しい」

「なぁ、クリス先輩の事好きなのか?」

「…は、はぁ?急に何言ってるんだシロアタマ」

「そこは鳴って呼べよ。そんじゃ……今日の放課後クリス先輩に告白する!!」

「告白するって…なにかしたのか!?」
「違う!そっちじゃない」

真っ直ぐな目
コイツの目は本気だ

「へ、へー、がんばれよ」


次の日クリス先輩と成宮鳴は付き合っていた


俺の夢は、クリス先輩の怪我を治すってのは叶った筈なのになんでこんなにモヤモヤするんだろーな…


















「食うか?」
「…いらねー」
「食べ物粗末にすんじゃねぇ!」



いろんな場所に行きお互いのことを話した


「さっきは……すまん」
「いや、もう食べ物粗末にしないならいいよ。つか、こんなことオメーにしか話したことねえな」
「なんでだ?」
「さぁ?」

「…なぁ、御幸」

「…なんだよ」

「顔近い」

「ここ教会だし減るもんじゃないだろ」

「ば、ばーか」




数日後あいつはイラついていた

こんな夜更けによくやるな…。ねみー
「こんな遅くまで魔法の練習か?練習も程々にしとけよ」

「練習じゃねーよ」

沢村は相手を追い詰めて必殺技を発動して敵を倒す



「あいつ変な奴だな」
「あいつ?」
「ピンクの髪の…なんていったっけ」

「…春っちはやらなくていいんだよ。俺が守る」

「雑魚相手に1分もかかってるお前じゃ守れねぇよ」

「…守る」



取り敢えず今のコイツは戦い続けて成長しているが休むっていう基礎を知らなすぎる

「じゃあな」

沢村の後ろ姿を見て嫌な予感がした


それは見事に的中した

今迄溜まりに溜まっていたものが爆発し魔女に取り込まれた


「栄…純く…ん」
春市は気絶した。友達思いだな

「こいつ頼んだ」
降谷は頷き春市を安全な場所へ連れて




「いい加減目を覚ませ!」

魔女に取り込まれた沢村は強い…が前の、初めて会った日の俺を睨めつける時のがもっと強かったぜ

「あー……ったく」

馬鹿なこいつに抱きつきたい

「…独りぼっちは、寂しいもんな…いいよ。一緒にいてやるよ」

どうせならあの時教会で誓いのキスしておけばよかった
まさか今することになるとはな…

はっ、ムードねーわ




















「…ん」

どうしていつもいつも君は

自分を犠牲にして―――



今回こそ上手くいくと思った

「弱い人間でごめんなさい」

「誰も君を非難することなんてできない。いたら僕が許さない」

数え切れないほど皆の死を見てきた。自分を責め誰かのためにと決まっていつも小湊くんが犠牲になる。僕は何度だって運命に抗う

魔法少年にならないと決意して安心だった

「倉持先輩のこと覚えてないなんてひどいよ」
「魔法少年は誰の為でもない。自分の祈りのために戦い続ける。忘れ去られても仕方のないこと」

「僕は倉持先輩のこと絶対覚えてる」

「そう言ってもらえるだけで倉持洋一は幸せだと思う。羨ましい」


「降谷くんのことも忘れない」


相変わらず優しすぎる。どこの世界でも変わらない優しさ。正直嬉しくイラつき悲しいと気持ちが混ざりあった



その後、沢村栄純は魔法少年になった。小湊くんを守る戦力ができたと思ったが、魔女に取り込まれる方向は少し予想外だった。そして御幸一也……ワルプルギスの夜に備え戦力になるはずだったが




目を閉じると思い出す

「ひょっとして春市は君が同じ時間を繰り返すごとに強力な魔法少年になっていたんじゃないのかい?」

「………」

「君のおかげだ。ありがとう」







目を開くとワルプルギスの夜――



何度も違う世界に行った

どれだけ準備していようと結局魔法少年になることは変えれなかった


「ありがとう」

前髪を上げられおでこに口付けをされた


「……小湊…く…ん」


「降谷くんは、最高の友達だよ」


涙が出る。でも目はそらさすわけにはいかない…。小湊くんの強さは圧倒的だった。願いが過去、現在、未来、全宇宙に存在する全ての魔女を生まれる前に自分の手を消し去ることなのだから…

「…すごい」

魔法少年春市は世界を変えた

小湊春市は願いを叶えるため自らを犠牲にし、魔法少年の間に「円環の理」として伝えられるが、家族や皆の記憶から消えていった


小湊くんに渡されたリボンをギュッと髪に結ぶ




僕だけは忘れない




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あきゅろす。
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