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カップリング小説
咎狗の血←episode2
おっさんが危険だと言っていた場所
アルビトロがいるヴィスキオの城に向かった

シキの命を救う薬品は全部アルビトロが回収したそうだ
アルビトロ…イグラのゲームを支配している。そして、イル・レ(王)であるシキを利用している
…シキに利用されているとも言っていいけどな




数時間前

俺が即座に行くと言ったら、おっさんは何も言わなかった

「俺を止めないんだな」

「止めても行くんだろ」

なんだかんだいって俺のことを理解してくれてるんだな…

おっさんは、いざとなったら助けに行くと言ってくれたが断った
色々と巻き込みたくなかった

「おっさん…ありがとな」

「気を付けろよ」
大きい手でくしゃくしゃと俺を撫でた

「…このことはケイスケとリンには黙っててくれ」

「分かったよ…」
おっさんは悲しそうに笑った

薬を奪ってシキを助けて、もとの生活に戻る










城の中に入ったのはいいが…

「いい匂いがすると思ったらこーんなとこで何をしているんだぁ?」

厄介な奴等に見付かった
処刑人と呼ばれている二人の男。殆ど二人で行動しているとこを見かけたりする

「アルビトロはいないのか?」

「あー?ビトロならポチとどっか行ったぜ」
長髪+金髪で赤いパーカーを羽織っているグンジが言った
「そうか」

「おい待て」
行こうとしたらもう一人の鉄パイプを持った短髪+黒髪の男、キリヲが腕を掴んできた

「……っ」
「どこに行こうとしてんだよ?」
「関係ない…。その手を離せ」

大人しく手を離したと思いきやその手は首に移し
ぎゅっと締めてきた

「ぐっ……やめ…ろ」
「物に傷をつけたら俺らが叱られるんだよ」

お前たちだってよく壊してるだろと脳裏によぎったが、まずこの状況を脱却しなければ…

背中が壁にドンッと当たりキリヲを蹴ろうとしたらいつの間にかしゃがんでるグンジにベルトをゆるめられた

「おーッ、勃ってんじゃん。やっぱシキティと付き合ってるだけあって痛いの好きなのかァ?」

ズボンの中に手を入れられ俺のが握られた

「余所見はいけねェーよ」

顎をぐいと強く掴まれ無理矢理舌を入れられた

「…っ……んんっ……」

「ジジィだけ美味しいとこもっていきやがって」
ズボンと下着を下ろされ勃ってるとこに今にも食いちぎられそうな勢いでガブッと加えられた。歯があたって痛い

「…っっ………!?」

グンジの指が後ろ孔に入りグチュグチュと音が聞こえる

キリヲが口で犯すのを止めグンジに返答した
「一番美味しいとこ食ってるのヒヨじゃねーか」

キリヲは俺の着ている服を上にあげ胸を舐め、噛む

「あっ…ぁ……っ…」
上も下も同時に犯されるなんて…。
自分の唇を噛みしめシキの顔を思い出した

「シ……キ…ッ」


呟いた瞬間
爆発音がした

「…アキラ」

ドアが破壊され見張り役のスーツ姿の人達が倒れるなか
1人の男が現れた

「……あんたは」

無表情で俺のとこに歩いてくる不思議な男はn[ナノ]と呼ばれる。いつもふらりと現れては何処かに行く、シキが追ってた男だ

「ああぁ、私の城がッ」

nの後ろから声が聞こえた
声の主はアルビトロ。アルビトロの側に狗[カウ](処刑人にはポチやタマ)と呼ばれてる四足歩行の少年がいる

「お前たちっ…何をしている!」
「ビトロ帰って来るのはえーじゃん」
アルビトロと処刑人が言い合いをしてる間に俺は乱れた服を整えた

nが近付き急にお姫様抱っこをしてきた

「なッ…」

アルビトロたちはその光景を呆然と見守り
nは俺を拐っていった

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あきゅろす。
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