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カップリング小説
欲望[4]
午後9時に旅館を出てバイクに乗り、俺達の街に帰るのだった

「マジでいって〜もうちょい手加減しろよな」

「嬉しくって…つい…」
あんなプレイして何いまさら顔赤らめてるんだ

「はぁ、リュウヤに知られたら地獄を見るぞ」

「泥沼の三角関係も悪くねぇ」
こいつも相当根が腐ってるな


午前3時半ぐらいに家に帰ってきた
「ただい……リュウヤ!?」
部屋はあらされててリュウヤの姿はなかったが、血が残されてた

「事件ですなワトソンくん」
「誰がワトソンだ!まさかっ」

俺は携帯を取りだし、ある奴に電話した

「どういうことだ…センイチ」

「…だから忠告してやったやろ」
温泉で話し合ってた事か…あれはセンイチの冗談だと思っていた

「リュウヤはどこにいる」
「東野病院と聞いてる」

電話をきってリュウヤのとこに向かった

リュウヤは命に別状はなかったが脇腹に刺されて包帯をしていた

「無事で…良かった」
リュウヤの寝顔を見たら安心して涙がでた

「絶対に犯人捕まえてやるよ…カズト、俺の頼みを聞いてくれるか?」
「…どうせ、止めたって無駄なんだろ」

なんだって使ってやる…ROTも比良松組もクラブShionも…


俺は3つの巨大勢力の情報網で一週間もしないうちに、犯人を追い詰めた
だが、犯人は自殺した

「私は雇われただけよ!」
最後の一言がひっかかる…彼女を雇った奴は頭がよく、権力を持ち人間を見下している

考えても今の状況は変わらないだろうがな

「シュウ、ありがとな…さすが俺の兄貴だ」
その兄貴に病室でこんなことしてんじゃねぇよ

「んっ…傷口…ひらくぞ」

普通の人なら最低一ヶ月は入院だが、リュウヤは刺されてから二週間で退院する予定だ…こいつの治癒能力は化物並みだな

「俺より自分の心配しろよ」

俺の中にリュウヤのが入ってくる
「…っ………あっ……」

「カズトのより…俺のほうがいいだろ」

…やはり、知ってたか

家に帰る途中のパーキングエリアでカズトが、運転してる俺より後ろのお前のほうが疲れるからちゃんと休め…と言いニヤニヤしながら誰かにメールしてたな

「…んっ……ヤって…る時に聞…くな…っ…」

「…っ…あいつとのsexを忘れるほどに…気持ち良くしてやるよ!」

まったく…ナンバーワンホストがROTのリーダーと張り合っても面白くないぜ
リュウヤが退院したら三日に一度はヤられるな…


リュウヤとヤった後、俺はある場所に行った

「あんたが…あの女に命令したんだな」

「こんな夜中に…ここは関係者以外は立ち入り禁止だよ、シュウくん」

「しらばっくれてをじゃねぇよ!東野ケンさん」

センイチからここに入院してるって聞いた時は心臓がとびでるかと思ったぜ
「息子とはうまくいってるかね?まぁ…聞かなくても分かっているがね」

「…これはお返しします!」
リュウヤの病室にあった盗聴器…これを見つけた本人は、お望みなら聞かせてやるよ!と言って俺とヤり、今はぐっすり眠っている
リュウヤもここに入院してる時点で誰が犯人かなんて検討ついてたからな

「まさか、君が淫乱で…あの息子をたぶらかしているとは思わなかったよ」
「いえいえ、貴方ほどではありませんよ」

東野ケン…少女だろうが老婆だろうが女ならお構い無しにヤる人だ
もちろん、この病院のナースは全員この男にヤられてるだろうがな

「ははっ、それもそうだ…だが君はいやらしい声をだしてたね〜息子のテクだからかもしれないが、声を聞いた時…君を抱きたくなった」
このオッサンどんだけ元気なんだよ

「捕まってくれるならいいですよ…つ〜か俺は男ですよ」

「捕まるのは嫌だね〜…男にくみしかれてる時点で君は、女と同じだと思うんだがね」

「確かにそうだが…俺は貴方みたいにどいつでもいいとは思ってない!」
リュウヤとカズトは俺が認めた奴等だ

「君の場合、身体に聞いてみた方がいいのかな?」

東野ケンが近づいてきた

「…そこまでにしたほうがいいんやないか?」
「君は誰だ?」

センイチが何故ここにいるんだ…

「GPSつけといたんや…いつでも会えるように」

何勝手につけてんだよ

「なるほど、ROTやクラブShionだけじゃなく比良松組がいたとは…ますます君に興味がわいてきたよ」
「シュウ、いくぞ」

東野病院を去り、車で送ってもらった



ここは…何処だ
たしか、センイチが顔色悪いから眠ったらどうや…と言われたので寝た
だが、起きた場所は車でも家でもなく…

「…やっと起きたか」

「………誰?」

「比良松アキフミ」

比良松って、ここは比良松組か…となるとこいつは組長かな
それにしては若すぎる

「…オヤジが組長なんだ」

「アキフミは何歳なんだ?」
「17だ…なんでそんな事聞く?」

まだ、高校生か…それにしては雰囲気が大人びてる
極道一家なら当然か…

「おっ、やっと起きたか〜」

「センイチ!」

「連れてきた理由ならある!シュウに頼みたい事があるんや…」

連れてこられた理由は、アキフミの護衛…警官の中で一番信頼してるから護衛してくれ、と土下座をされた
ちかいうちに比良松組と條原組の抗争があるらしい…アキフミを巻き込みたくないと組長が言ってるらしい

…センイチには色々借りがあったから断る事は出来なかった
用意されたセキュリティ万全のマンションでアキフミと暮らす事になった

リュウヤとカズトに話したら…後でたっぷりヤる事を条件に、抗争が終わるまで家に帰らないのを許してもらった



「アキ、今日は何が食いたい?」

「…シュウさんが作ったのならなんでもいい」

「なんでもが、一番難しいんだけどな〜」

アキと暮らして3日がたった
抗争は、まだ続いてるらしい
アキが通ってる高校は夏休みだそうだ…なので、その間に條原組と決着をつけるとセンイチは言ってた

「…ねぇ、質問していい?」
「いいよ」

珍しくアキから話してきた…話しはほとんど俺からなのに

「どうしてシュウさんは警官になったんですか?」

思い出したくなかった親の姿が脳裏をよぎった
「………つっ…」

「シュウさん!?大丈夫ですか?」

「ああ…ちょっと頭痛いから、横になっ…」
やばい…倒れる
「危ない!」
とっさにアキがだきしめた

アキはゴメンと言い、俺をお姫様だっこでベッドに運んでくれた…俺より背が低いのに案外力あるんだな

俺は意識を失った

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あきゅろす。
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