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カップリング小説
欲望[3]
「ただいま」

リュウヤは三日に一度は帰って来るようになった…今日は10時に帰ってきた

「栄養補給」

そう言い、リュウヤは俺を抱き寄せキスをする

「……んっ…やめ…ろ…」
俺の言葉も聞かずに舌を絡めてくる

「お〜い、見せつけてんじゃねぇよ」
不機嫌そうにカズトは言うがリュウヤはきにもしないで続ける

そんな態度にカズトは怒り俺の腕を引っ張った
「居候の分際で邪魔するな」

「弟が兄貴に盛ってんじゃねぇよ」

やっぱ…怒鳴らなくてもどっちも迫力がある
ライオンとオオカミみたいだ…となると俺はウサギみたいなものだろうな

「ROTのリーダーがフラれたからって未だに追っかけてんじゃねぇよ」

「フラれてねぇよ!なぁ、シュウ」

…どっちもどっちだ

「…そういえば、明日カズトの誕生日なんだよな?」

「えっ、なんで知ってんの?」

履歴書で知った…なんて言えるはずがない!

「…風の噂……で何が欲しいんだ?」

「そんなの決まってるだろ!…お・ま・え☆」

一瞬寒気がした

「シュウは俺のだ!」

いつからお前達のものになったんだ

「本気で欲しいんだって…その日あけとけよ」

そう言い残し、カズトは布団を出して寝た
リュウヤも行くなよと言いソファーで寝た

「………はぁ」
ため息をついて俺もベッドに入った


なんだかんだ言って二人とも我慢してるとは思う…宣戦布告しながらも行動はしてこない
若い奴は何考えてるか分からん
ある意味二人が退学した原因は俺にあるが、身体をあげる気はない…それとこれは話が違う!




カズトの誕生日
「…起きろよ」
小さな声で俺をゆする

「……まだ、4時だろ〜」
予想はしていた、が眠い…しょうがなく起きて着替えて俺達はリュウヤを起こさないよう家を出た

2ケツでカズト専用バイクに乗り、ここから六時間かかる旅館に行った


「やっと…着いた〜!」

いかにも高そうな旅館だな…というか色々な外車がとまってる
俺達は受付した

部屋に向かう途中で人とぶつかった

「すまない…よそ見をしてた」
髭をはやした40代ぐらいのおじさんだった

「いえ、こちらこそ」

その人の顔は俺の目を引きつけた…左頬に傷があり眼が青い

「行こうぜシュウ」
カズトが急かして俺の手を引っ張った

「また会おうや…シュウ」
カズトには聞こえてなかったようだが俺には聞こえた


カズトは焦った様子で部屋に入った

「どうしたんだよ!?」

いつもと様子が違う…まるで怯えてるような

「まさか…こんなとこにあいつがいると思ってなかったぜ」

さっきぶつかった男のことだ
「…何者なんだ?」

ROTのリーダーが恐れているのは、最近有名になってきた比良松組の奴らしい
比良松組は警察と裏で組んで、裏切った組を潰すらしい

「…あの人には近づくな!余計な詮索もしないほうが身のためだ」

よく分からないがカズトがそう言うなら、と近づかないよう努力したが…


「よう!奇遇やな」

何故こうなる…

カズトは昼飯食べた後、眠ってしまった…酒の飲みすぎだ
それで俺は、今の時間帯ならあまり人がいないだろうと温泉に入ろうとした訳だが…

「覚えてくださったんですか」

「べっぴんさんの顔は覚えるからな!会えると思ってたで…俺の名は静川センイチ!よろしくな、シュウ」

静川というわりには静かじゃねぇな

「静川さんは温泉で酒ですか」

「おい!センイチって呼んでくれや!」
いきなり立ち上がって怒鳴るから驚いた…身体もあそこもでかいな〜

「驚かせてすまん!一人酒は暇だから付き合ってくれんか?」

いいですよと言い、俺達はいろんな事を話した
センイチは40代に見えて実は30才だったり、俺の愚痴を聞いてもらったりした

「そろそろ出ようや…のぼせちまう」
「そうだな」


温泉から出て俺達はそれぞれの部屋に戻った

「どこ行ってたんだよ」
カズトが目覚めてた

「温泉に入ってたんだよ……」
「何で酔ってるんだよ!…誰と飲んだんだよ!」
嘘つくと後々面倒になるので正直に話した

「よく襲われなかったな…まぁ、いいや!次は俺の相手をしてくれ」

カズトは俺に優しく包むようにキスをした
俺は反抗する力がなかった

「ずっとこうしたかった」

俺の浴衣を脱がせ、あそこを舐めた

「あっ……そこは、だ…め…」

「こんなに濡れてるのに」

「お前の…せ…いだ!」

確かにと言って笑い、カズトと俺は合体した

…それもこれもセンイチのせいだ!変な薬飲ませやがって
酔いざましの薬って言われ飲んでから…すまねぇ、間違った!俺が気持ち良くしてやるよとか言ったので、キレておもいっきり一発股間に蹴りをいれ逃げてきた

カズトに説明したら…んじゃ、俺にしとけば?と俺を押し倒した

「シュウの中、熱いな」

「…っ…う…るさい……誕生日おめ…で…とう」

「今までで…最高の誕生日だ」

早く俺に飽きてくれればいいと思った…まったく、警官がROTのリーダーとsexするなんて禁断の秘密だろ!いや…そもそも男同士ってのが問題だろうな
一応兄弟ともヤっちまったしな

もう、後戻りは出来ない…なら、とことん俺の駒として利用してやる
そのかわり、お前達の欲を俺が満たしてやる!…抱かれてやる

その後、薬の効き目がなくなるまで何回も抱かれた

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あきゅろす。
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