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カップリング小説
欲望[2]
今から約一年前

「何で俺の友達にてをだした!?」

「理由なんかねぇ…ヤりたかっただけだ!」

お互いに一発ずつ殴った

「血も繋がってないのに、兄貴づらしてんじゃねぇよ!」

「今までそんな事思ってたのかよ」
声がふるえて涙がでた

「…もう我慢出来ねぇ」
リュウヤは俺をベッドに押し倒した

「何するんだ!?やめろ!」
リュウヤの左手は俺の両腕を掴み右手はあそこに…

「ずっと、お前を抱きたかった…だから、黙れ」

そう言い唇を合わせ強引に舌を入れてきた
「んんっ………んっ…っ…」

俺より強い握力にでかい身体
かなうはずがない

「……入れるぞ……シュウ」

「やめっ…ああぁぁぁぁ……」

…心も身体もボロボロになった
気絶して起きた時にはリュウヤは、いなかった
その時はリュウヤを探そうとはしなかった…思い出したくもなかった


大学を卒業して警官になった頃にはROTは人数は倍で勢力を拡大してた
ROTを調べてるとリーダーの名前が分かり、そいつの履歴書を見た…リュウヤが姿を消した次の日に高校で暴力沙汰で退学
喧嘩した相手がリュウヤで同じく退学
以後、二人は裏の住人になり表舞台から消えた
知った後、俺はカズトの携帯番号を企業秘密で入手…呼び出した




現在、クラブShionの休憩所

「…覚えてる」

「じゃあ何で来たんだ!」

「お前が、俺の家族だからだ!!」

父さんが再婚した後、新婚旅行に行ったきり元気に帰って来ることはなかった
父母共に銃で穴だらけになった惨めな死体
何が起きてるのか理解できなかった
遺してくれたのは莫大な財産と戸籍上のたった一人の弟


「まぁ、俺にとっては戻って来ないほうがいいけどな」
…つい熱くなっててカズトの事忘れてた

「どういうことだ?」

「何って、シュウと取引したんだ…お前の場所を教えたら同居するってな」

リュウヤはカズトを睨んでから俺になるべく家に戻ると言って仕事場に行った

太陽が昇るころに俺とカズトは家に帰った
「一事はどうなるかと思ったぜ…カズト、言っておくが警察に目つけられるほど暴れるなよ!」

例え、カズトが俺に優しくしたって裏ではROTのリーダーなんだ

「んじゃ、シュウが俺を縛ればいいだろ!?俺はいつでも大歓迎だぜ!」

そんな事したらこの街は火の海になる
一番厄介なのはリュウヤだ…あいつを怒らせたら、生きて帰れる保証はないと言っても過言じゃない

クラブShionは大物しか入れない会員制だ…一生払えない金額が1日で動く
今やそのナンバーワンホストがリュウヤだ…恐いぜ

この街の基盤となる存在の二人と一緒に暮らす生活が、始まった

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