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カップリング小説
欲望[1]
俺の名前は木沼シュウ
22才の普通の大学生だと思うが…


「結婚してくれ!」

2ヶ月前の暑い夏に突然知らないメガネの奴がバラの花を持って、家に訪問して来た

「断る!!」

「何故だ!?」

「いきなり、そんな事言われても困る」

美人の女が告白したなら考えるが、こいつは男だ…しかも初対面の

「一目惚れなんだ…」

杉谷カズトという17才の高校生の話を聞くと、昨日俺が家に帰る途中で散歩してた犬をなでさせてもらってたとこを見られてたらしい

「あんたの笑顔に惚れた!」

…変なフェロモン出てるんじゃないかと思った

「カズト…何でお前がいるんだ?」

俺より背の高い男が帰ってきた
木沼リュウヤ、17才の高校生
俺が10才で母が死んで5年後に父が再婚
再婚相手にも子供がいた…それがリュウヤ

「リュウヤ、お前の知り合いか?」
「同じクラス…兄貴こそ、カズトとどういう関係?」


理由を話した


「…また明日な〜」
「えっ、ちょ、ひでーよ」

カズトを追い出した

なんというか、メガネかけてるのに馬鹿な奴だと思った
同性の結婚は日本じゃ出来ん…それに、歳たりてね〜



夜中コンビニのバイト中うるさいバイクの音がした

「ここ最近、不良がうろついてるね」
「私の彼がROTってチームだって言ってたよ」

そう話しながら客が出てった



2時に家に帰ったがリュウヤはいなかった

1週間ぐらい前に喧嘩をしてリュウヤは家を出た
高校生がなってからリュウヤは女遊びを始めた
ついには、俺の女の友達にてをだしたから殴り合いに…

…まさか、ROTに入ってるんじゃないだろうな



あっという間に一年が過ぎた

夜中の3時
「驚いたぜ…お前がROTのリーダーなんて」

煙草を吸って近づいてきたのは…カズトだった
メガネをはずし以前と違う異様な雰囲気

「はっ、そういうあんたは警官ですか」

「こえ〜」
「逮捕される〜」
周りの仲間らしき奴等を無視し

「リュウヤが何処にいるか知らねぇか?」

一瞬カズトの顔がこわばった

「…知ってるんだな!?」

「誰だよそいつ」
「カズトさんは知らねーよ」

拳銃を取り出し一発地面に打った

「ガキはさっさとママの所に帰れ!」

カズトの仲間は真っ青になって逃げた

「銃をしまってください…リュウヤの場所を教えてもいいですが、条件がある」

拳銃をしまい条件を聞いた
意外な条件だったが取引成立した
カズトに連れられ俺はリュウヤがいる場所に着いた

「……カズトに…シュウ」

「リュウヤ…帰るぞ!」

リュウヤの手を引っ張ったが、はじかれた

「帰れねぇ…」

「何でだよ!…ホストなら続けていいぜ!」

「あの日、俺が何したか覚えてねぇのかよ!!」



あの日…リュウヤが家出する前



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