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カップリング小説
キセキの思いで《青》
テツがちゃんと入部して一ヶ月がたつ…のに最近俺はおかしくなってる

原因となる出来事は一週間前だった



「テツ、一緒に帰ろうぜ!」

部活が終わっていたがテツは残って練習を続けていた

「先に帰ってください」

もちろん、そんなテツをおいて帰れるはずがなく俺は練習をする事になった


だが…消えた


赤司が言ってた、ミスディレクションを使ってるのか分からないが…

「テツ〜!どこにいるんだ!」
オレの声が体育館に響いた


「…青峰君」

後ろから声が聞こえた
振り向くとテツの手には二つのスポーツドリンクがあった
「買ってきました…どうぞ」

まったく、心配させやがって

「ありがとな!」

「これ飲みおわったら帰りましょう」
その時、心のどこかで飲みほしたくないと思った


飲んだ後、俺達は部室で着替えた

肌白いな〜と見てたら
「ボーっとして、どうしたんですか?」

上は制服で下はパンツのテツが上は裸で下はズボンの俺に近づいてきた
案外エロいぜ…じゃなくて、なんのシュミレーションゲームだよっ

そんな時、下にある違和感が…

「…はなれろ!!」

怒鳴ってしまった…

着替えてから帰るまでテツは口をきいてくれなかった
途中までは誤解をとこうとしてひたすら謝ってたが、テツが頑固な性格とわかり何も言わなかった

それからは、俺はテツに近づかないようにしている




現在一人で屋上で昼寝…できない

「何でテツ君と喧嘩してるの!?」
言えるわけがねぇ…近づいてきたテツに、タってしまった
女ならともかくヤロー相手に…
でも普通の奴とは違ってテツはいい匂いなんだよな〜
見てると心臓の音が早くなって…



昨日、赤司に名前はふせて相談したが

「重症だ、病院に行っても手遅れだ…一生治せない病だと本に書いてあったのを覚えてる」

そこに三年の奴が5人ぐらいいたが、皆目をそらしていた

その後に、正直に話したらスッキリするんじゃないかと言われたけど…


俺、死ぬんかなー
目を閉じればテツの顔が…


「青峰君」

目の前にテツの顔があった

夢をみてるのだと思い、テツを引き寄せキスをした

「………んっ…」
テツの唇はやわらかく熱い…って夢じゃねぇっ

「どうしてテツがいるんだ!?」
「授業始まるので…桃井さんから聞いて」
そういえば、さつきが教室戻るからと言ってたな


「テツ、俺は不治の病らしい…」

全部話した
テツは真剣に聞いてくれた


「そうですか…ボクも治せない病だと思います」

笑顔で言われた理由は分からないが…不安はなくなった

俺達は授業をサボり、互いを求めあうようなキスを数えきれないほどした

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あきゅろす。
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