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カップリング小説
風に想いをのせ…
「我愛羅、スゲーってばよ!」

まさか……木ノ葉から派遣されてくるのがナルトだとはな…

「あまり大声で叫ぶな。気がちる」
「ごめんってばよ…。でもこうして見ると、やっぱり風影なんだな〜…あの頃とは全然違うってばよ」

それはお前だ…

背も高くなって、精神的にも成長……

「我愛羅の仕事が終わったら砂風呂入りたいってばよ!ここに来るとき行列できてた銭湯!」
成長……したのかは分からないが…

「仕事はもうすぐで終わるから、先に行ってろ」
「えっ…いいのか?」
「…ああ」

ナルトは「砂風呂〜」と言って走って出ていった
慌てなくても…砂風呂は逃げないがな



…やっと終わった
思ったより時間がかかったな
ナルトが待っているから、早く行かないとな…

「かっ風影様!」
「風影様!どこか出掛けられるのですか?」

部屋を出た時、二人組の忍に話しかけられた

昔は、遠ざけられて誰からも普通に話しかけられた事はなかったな

「最近人気がある銭湯に…」
「あそこ美容にもいいって噂なんです!いいな〜私も行ってみたい〜」
「お前は今から俺と任務だろ。そういえば……夜は変な連中がうろついているので気をつけて下さい!」
「分かった…ありがとう」

二人と別れたとき、話し声が聞こえた
「風影様なら心配ないって」
「だから、常識が通用しない連中なんだよ……」

……ナルトが心配になってきた
変な事に巻き込まれてなければいいんだが…

俺は急いで銭湯に行った

「……我愛羅!?」

銭湯から出てきたのはカンクロウだった
誰かをだきかかえている

……ナルトか

「どうしたんだ?」
「あ〜…ナルトとばったり会ってよ……何故かサウナで我慢対決して、のぼせちまった」
「………事情は分かった。ナルトは俺が運ぶ」

ナルトを受け取った
「お姫様抱っこじゃん……目覚ましたら驚くぜ」

……目を覚ます頃にはベッドの上だ





「………ここ、どこだってばよ…?」

「俺の部屋だ」

「…ありがとな」
…その笑顔に俺は救われた

「………我愛羅?」

たとえ、心の中に別の奴がいても
「ナルト……」
「……ん……っっ」

この愛はコントロール出来ない

「ま、待つってばよ!!俺はっ…!」
「分かってる…」

…今だけは、俺だけを…見てほしかった

友と言われてもピンとこなかった
ナルトを見てて思った
友達以上の関係になりたいと…
独占したいんだと……
でも、俺の愛は一方通行だ

うちはサスケ……最も深くナルトの心に存在するもの

「このことは………忘れてくれ」


だから求めてはいけない

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