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カップリング小説
葉は風に吹かれるだってばよ
「俺の名はうずまきナルトだってばよ!!」

シーンと効果音をつけたくなるほど部屋は静かだった


昔なら…

「……うるせぇよ」
「なんだと!」

いつもすました顔をする奴を殴ろうとした
…あっさりよけられた

「よけるなってば……っ!?…………サスケ…ずるいってばよ…」
いきなりキスするなんて……恥ずかしい奴だってばよ

皆の前ではクールぶってて…サクラちゃんも騙されてるってばよ
こんな奴のどこがいいんだか

「明日は任務があるから早く寝ろ」
そう言ってからサスケは勝手に俺のベッドに入った

「……早く来いよ」

これが、世にいう……ツンデレだってばよ
顔が熱くなった
サスケのがうつったってばよ

しょうがなくベッドに入った
サスケと目を合わせないで天井を見た

「なぁ、サスケ…」
「何だよ…」

「…やっぱ…なんでもないってばよ」
「…さっさと寝ろ」

俺のこと、どう思ってるのかなんて言えないってばよ
サスケとの関係は普通の恋愛じゃないってばよ…男同士だし…
たまにサスケとサクラちゃんがお似合いと思ってしまう…そんな自分が嫌になる




次の日
「あっ、おはよ〜サスケ君!ナルト遅い!」
サスケと一緒に来たのに、サクラちゃんひどいってばよ

「あれっ、カカシ先生がいないってばよ」
「カカシ先生は任務があるから来れないって言ってたじゃない!」
「イチャイチャパラダイス読むためじゃ…」
「そんなわけないでしょ!…たぶん」
「おい、任務を終わらせるぞ」

今回の任務は薬草をとるが……崖に生えていて、下には川が…


そして…お決まりのパターン

「えっ…」

ズルっとなって、転落したってばよ…


目が覚めたとこは……見慣れた部屋

「…大丈夫か?」

見慣れた顔

「カカシ先生……ってサスケは!?」

転落した時、サスケが助けにきて…

「ここにいる」
サスケを見た瞬間、思いっきり抱きつこうとしたが、カカシ先生の前では恥ずかしかったからしなかった

「こうしてナルトも無事だから…あとはサスケ、頼んだぞ」
カカシ先生は窓から立ち去った

「ありがとな…」
「……ウスラトンカチが」
傷のとこを舐められた
俺より擦り傷が多いくせに……おかえしをした



あの頃に戻れたら…と何度も思う
でも、進むしかないってばよ

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あきゅろす。
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