お仕置きタイム
レジェンダさん、飛竜乗りの練習をする、の巻。
レジェ(レジェンダ)、セルジ(セルジーク)、イヴ(イヴァン)
レジェ「痛っ……やはり腕が鈍ってしまったか……」
セルジ「ははー、竜の背から豪快に落ちちゃって。それで東国近衛を名乗るなんて、身の程知らずもいいトコだ」
レジェ「五月蝿いわよセルジーク、貴方も乗ってごらんなさい」
セルジ「俺は蜥蜴種の方が好きだもんね」
レジェ「あんな鈍足のどこがいいの」
セルジ「あれ? 知らないの? 彼らの乗り心地の良さはルクード王子も絶賛する程なのに」
レジェ「……可愛さだけじゃ王子は護れないのよ」
セルジ「あ、今乗り換えようかなって思っただろ」
レジェ「思っていないわ、下らない」
セルジ「あはは、ダメダメ、レジェンダはすぐに顔に出るんだから。まあ雰囲気は可愛いんだけどさ、性格がこれじゃあ見た目倒しっていうか」
レジェ「さて、と、イヴァン。この男を飛竜に括りつけて頂戴」
イヴ「それは面白そうだ、承知した」
セルジ「お前いたのか! って承知すんなよ! ……いてっ! きっ、きつ過ぎ……もっと緩めてくれ――!!」
イヴ「緩めると途中で落ちるぞ」
レジェ「さあエリザベス(飛竜の名)、飛んで行っておしまい」
エリザ「ギャアアーーース!」
セルジ「ひぎゃやややああああっ!!」
※華麗に飛んで行ってしまいました。
レジェ「まぁ、エリザベスと同じ声だわ、面白い」
イヴ「アイツあんなに恐がらなくてもいいだろうに」
レジェ「ねえ、貴方知ってる?」
イヴ「? 何を」
レジェ「彼、高所恐怖症なの」
イヴ「…………そうか」
レジェ「楽しいわね」
イヴ「ああ。……俺は少し寒気がしてきた。先に城内に戻る」
レジェ「あらそう? 残念ね。これからが……いいえ、何でもないわ」
イヴ「……レジェンダ、お仕置きも程ほどにな」
レジェ「勿論よ」
セルジ「ひぃぃぃっ」
[完]
※あれ、何かレジェンダさんの性格変わってきてる?
レジェ「あら、気のせいよ」
(C)LICHT 2008-3-8
前へ←次へ→
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!