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長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
山岡 彰

山岡 彰 [ヤマオカアキラ]

身長 178p

勇輝のクラスの担任。

いつもは、ボサボサで寝グセだらけの長髪、分厚い瓶底メガネ……しかし、これは勇輝と同じく変装で、本来の姿は、長く艶やかな黒髪で、一重だが切長で美しい瞳を持ち、まるでビジュアル系バンドでもしていそうな、美しい風貌の持ち主。

どうやら、二重人格の様で、変装をしている時はヘタレなオタクなのだが、変装を取り払い本来の人格に戻ると、途端に俺様モードに変貌する。


リポーター「え〜っと、今回は勇輝君の担任、山岡 彰先生にお越し頂きました…!!」

山岡「ど、どうも、こんにちは…山岡 アキラ…です……」

リ「あ、あの…山岡先生…?」

山「は、はい…」

リ「アキラ先生の方だと、話が進めずらいので…出来れば、彰先生に代わって貰えませんか…?」

山「え…?…そんな…僕は必要無いんですね…」

リ「い、いや、そーゆー訳では無いんですけど、後も控えているので、ちょっと急ぎたいだけですから!!
アキラ先生の方は、また後日とゆー事で……」

山「………………………………はい…解りました……………………………………………………………………ゴソゴソ…………………………………………俺に何か用か…?」

リ「あ…お呼び立てしてすいません!!
2、3、簡単な質問にお答え願えますか…?」

山「…アキラを引っ込ませたのは、賢明だったな………何だ…解る範囲で答えてやる…言ってみろ…」

リ「は、はい…では質問です…山岡先生が二重人格になられたのは、いつごろからなのでしょうか?」

山「…あぁ…中学生の頃だったな…」

リ「後天的なもの…という事ですね……確か、後天的に別人格が形成される場合というのは、何か本人にとって、非常に強いストレスを感じた時に、起こり易い現象だと聞きましたが……どのような事があったのでしょうか…?」

山「…それを、お前に話せと言うのか…?」

リ「あ…いや、お話したくなければ結構です…」

山「…当たり前だ…。
……悪いが、会ったばかりの者に秘密を打ち明ける程、馬鹿では無いんでな……」

リ「では…質問を変えさせて貰います…。
…理事長直属のスパイになったきっかけは?」

山「…以前、生徒に手を出していた事が理事長にバレた事があってな……。
理事長に呼び出された時、スパイにならないか?と、持ち掛けられたんだ…」

リ「……え!?…そ、それって…結構マズい事では………」

山「…結構どころじゃ無いな……この話が公になれば、俺は勿論、理事長もクビを飛ばされ…この学院の存続も危うくなる…」

リ「そ、そんな…あっさり……」

山「まぁ…それだけ本気で、学院の改革を目指していたという事だろう…」

リ「………………。
……でも、悪事を取り締まる為に、自分も悪事に手を染めるんというのは…」

山「……解った様な口をきくな………。
世の中、真っ直ぐなだけじゃ渡れない川の方が多いんだ……まぁ…それでも強引に、真っ直ぐ渡ろうとするバカも居るがな…」

リ「…ゆ、勇輝君の事ですか……?」

山「…あぁ……最初は、ちょっと説教して、上手な川の渡り方を教えてやるついでに…食ってやろうかと思ったんだがな……」

リ「…失敗したんですね……(ざまぁみろ!!)」

山「…フン……あれだけバカだと、ちょっと説教する位じゃ間に合ないからな…一生、傍に置いて指導してやる事に決めた…」

リ「…は?…決めたって……本人の意思とか……」

山「そんなものは関係無いな…近いウチに機会を見て…俺のものにする…」

リ「(うわぁ…変装を解いても、解かなくても面倒臭い人なんだ……)
…じゃあ、これで終わりたいと思います…ありがとうございました…」

山「……あぁ……」



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あきゅろす。
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