長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】 その16〜えすけーぷ〜 朝8:00、学校に到着。 あれ……? 何かやたらと人が少ない……。 自分の教室に到着するも、クラスには四人で固まって雑談してる人しか居ない……。 インフルエンザの大流行で学級閉鎖…とか…? 『とりあえず適当な席に座っておこう…』 一番後ろの席に座った僕に、輪になって雑談していた四人組が、離れた場所から声を掛けてきた。 「よぉ!!昨日はカッコ良かったぜ勇輝ちゃん!!」 「鍛え直して道徳にリベンジしようぜ!!」 「それじゃ、もろに○ッキーのパクりじゃん(笑)」 何て返して良いか判らない僕は、 「あ…ありがとう…これからも宜しくね///」 とだけ言っておいた。 「「「「おぅ♪ヨロシク!! 勇輝ちゃん!!」」」」 何か、私立の進学校だった中学よりよっぽど過ごしやすい感じ♪ 四人の話では、大体みんな十時くらいになんないと登校して来ないらしい… …。 なぁんだ。 九時前になると、担任らしき先生が入って来て出席を取り始めた……。 …って言うか担任の先生が出席を付ける為に呼んだ名前に対して、輪になってトランプをしている四人が、それぞれ「は〜い」とか「へ〜い」とか、返事を繰り返している……。 まさか、これで全員出席と言う事になるのだろうか………? 四人が言うには、とりあえず時間になれば教師が来て授業を始めるけど、途中で帰ろうが何しようが構わないらしい…。 とりあえず、皆一日一回は友達とダベる為に学校に顔を出す様だ…。 入学二日目にして学級崩壊しているとは…。 何故、僕と同じ新入生の四人がこの学校の習慣に詳しいかと聞くと、 「先輩から教えて貰った」 らしい…伝統って凄い。 そーゆー訳で、僕も悪名高いポン高の伝統に従い、授業をサボって校内を探険してみよう♪ 人生初のエスケープだ!! ワクワク……。 [*前へ][次へ#] [戻る] |