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長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その23〜大ピンチ〜

「…そ、それもそーだな」

「一発ヤる位だしな…」

「おぉ…ここで退いたら、骨折り損だぜ…」

気を取り直した男達は、勇輝に向き直ると、Tシャツに手を掛け、

……ビリィィィィ!!!!

襟元から真っ二つに引き裂いた。


勇輝の、真っ白い胸と薄い桜色の飾りを目にした男達は、歓喜の声を上げた。

「おぉ…いーじゃんいーじゃん!!顔さえ見なけりゃ、寧ろ上玉だよ!!」

「…おい、試しにメガネ外してみろよ…」

「オッケー…!!」


先程、額で熱を計られた為、既に勇輝の前髪は掻き上げられており、男の手がメガネを取り払うと、勇輝の素顔は呆気無く白日の下に晒されてしまった。

「………………」

高熱の為に少し潤んだ虚ろな瞳、形の良い優し気な眉、小さく開けられた美しい唇。

「おぃ…こりゃあ…」

「おぉ…親衛隊の人等にゃ悪ぃけど…俺…コイツとヤリまくりてぇよ…」

「…だよな…」

呆然として動かない男達に、苛立った親衛隊のリーダーが怒鳴り散らした。

「何でも良いから早く犯れよ!!
頭がおかしくなるまで輪姦してやれよ!!」

親衛隊リーダーの過激な言葉に、男達は黙って頷くと喉を鳴らして勇輝に覆い被さった。


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