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長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その22

「何コイツ!?一人でズッコケてんだけど!!」

「オラ!!いつまで突っ伏してんだよ!!」

男達の一人が、うつ伏せになって倒れていた勇輝の肩を掴み、無理矢理仰向けにした。

「…コイツ…何か様子が変じゃねぇ…?」

為すがままにされる、勇輝の異変に気付いた一人が疑問を口にすると、隣に居た男が勇輝の額に手を当てた。

「……コイツ…むっちゃ熱あるんだけど…流石にヤバくねぇ…!?」

「……おぉ…ちょっとヤバいかも…」

勇輝の状態を診て、今更ながら罪悪感が芽生えて来た男達。

そこへ、親衛隊のリーダー藤崎琴音が現れ、男達に話し掛けた。

「あのさ…お前達、何してんの…?」

「こ、琴音…さん」


驚愕する男達。


「何今更ビビってんの?
僕らとヤリたくないわけ!?…言っておくけど、こんな事でも無い限り、お前達が僕らとヤる機会なんか二度と無いよ…??」


―――ゴクリ。


思わず喉を鳴らす男達に、更にたたみ掛ける様に、言葉を紡ぐ藤崎。

「大体そんな奴どーなっても良いじゃん。
ソイツはウチの学院のアイドルを、片っ端からタラし込む淫乱なんだよ。
正義は僕らにあるんだよ……?」

藤崎がそこまで喋ると、他の親衛隊の者が口を挟んだ。

「…だからさ、コイツが犯されて、アンアン喘ぐ所をこれに収めて見せてあげれば、生徒会の皆様や、ケン様、敬介様の目も覚めるでしょ…?」

そう言いながら、手にしたハンディカメラを、親衛隊員は自慢気に叩いた。


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