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長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その7〜勇輝の疑問〜


「勇輝…くれぐれも気を付けてね…。
…電話するから…」


「…そーだぜ勇輝…出来たら三日間、自室に閉じ籠っててくれ…」


「州慈さんも居るし、大丈夫だよ…。
二人共、大袈裟なんだから♪」

心配そうに勇輝の手を握る二人へ、勇輝はヘラリと微笑んだ。

『その州慈の存在が、心配の種なんだよ!!』

勇輝に関しては、やたらと意見が合う二人だった。


―――――――――――――――――――――。


名残り惜しそうに、玄関から出て行った二人を見送った勇輝は、室内に戻るとソファーに腰掛けた州慈に、コーヒーを出した。

「あの…州慈さん…。
…聞きたい事があるんですけど…」


「…何ですか…?」

コーヒーを一口すすり、勇輝に視線を合わせる能美。

「あの…州慈さんが鹿鳴館学院に通っている事…硫ちゃん達は知ってたんですか…?」


「…忠臣ですら知らない事ですから…硫介君達も知らない筈ですよ…?」


「え…!?
…じゃあ誰も知らないんですか!?何で!?」

勇輝が驚愕の表情で尋ねると、能美は苦笑いしながら応えた。


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あきゅろす。
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