[携帯モード] [URL送信]

長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その1〜朝イチからハイテンションな人〜


―――――翌日。


「おはよぅ〜〜」


「おぅ。おはよう…ってオメー、もう起きんのか!?」

学年合同レクリエーションは、県外にある宿泊施設で行われる為、通常より早く教室へ集合しなければならない。

その為、いつもと違い勇輝が起きて来た時、既に牧村は身支度をほぼ終わらせていた。


「だって、レクリエーションはお休みするけど、ケンの朝食を作らないと」


「馬鹿……流石の俺でも、ケガ人に飯作らせるなんてアコギな真似、出来っかよ…」

大きなスポーツバックを抱えた牧村は、勇輝の頭をポンポンと軽く叩き、言葉を続けた。

「じゃあ、俺はそろそろ行くけど…三日間、ちゃんと大人しく静養してろよ…?」


「分かってるって♪」

勇輝の事が、気に掛ってしょうがない牧村が玄関に向かえずにいると……

―――ガチャ!!!!

「勇輝っ!!!!」

「…薫先輩っ!?」

「ゲっ…!!副会長!!」

突然玄関の扉が開き、慌てた表情の十朱が、部屋へ乱入してきた。


[次へ#]

1/242ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!