長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その33
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夕飯のメニューはお好み焼きと、サラダだった。
ソファーに座って料理に手を合わせる三人。
「「「いただきま〜す♪」」」
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「う、うめぇ……!!」
「お、美味しい………♪」
「そぉ?ありがと♪」
実は【きんぐ】で出しているお好み焼きや、居酒屋メニュー、果てはまかない料理まで、レシピ通りに作れば、不味い物など一つも無い…。
それ所か、隠れた名店と呼ばれてもおかしくない味なのだが…由美や硫介達のガラの悪さに客が引いてしまう為、今まで店の売り上げは伸び悩でいたのだ。
「いや、これマジ美味いわ…他にはどんなの作れんだ…?」
「う〜ん、色々あるけど…全部フツーの料理だよ?鳥の唐揚げとか、クリームコロッケとか…」
二人が料理の話に花を咲かせる中、十朱は会話にほとんど参加せず、たまに
「これ本当に美味しい…」
と、真剣な眼で呟いていた。
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