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長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その24〜ワンパンチKO〜

「テメーこの空き巣ヤロー…人が楽しんでる間に入りやがって…」


『あ…空き巣ぅー!?
…ってゆーか、ちょっと待てよ?』


目の前の半裸男から目を反らしながら、勇輝が尋ねた。


「あの…ひょっとしたら…アナタは牧村…君ですか?」


「この空き巣ヤローが…俺の部屋って知らねぇで入ったのかよ!?…
テメー、フルボッコにして警察に突き出してやっからな…」


『…ってゆー事は…コイツ…僕の部屋でエッチしてたのかー!!!!!
絶対に許さん…!!』


無表情になった勇輝が、トランクス一丁の牧村に話掛けた。


「…僕は相沢勇輝…宜しくね…」


「は…?お前、何言ってんの?
…あ。自首希望?
悪ぃけど、既にテメーはフルボッコ決定なんだよっ…!!」


どうやら牧村は、同室者の名前を覚えていなかったらしく、自信満々で右拳を打ち下ろして来た。

ヒョイ。

しかし、勇輝はそれを難無く避け言葉を続けた。


「僕の名前は…相沢勇輝…だよ…」


「知らねーってんだよ!!」


簡単に避けられて頭にきた牧村が、今度は左拳を振ろうとした…その時―――――――――――――――バキッッッ!!

牧村の左拳が届く前に、勇輝の左アッパーが顎に決まっていた。

勇輝は、その場に崩れ落ちる牧村を無視して自分の部屋へと向かった。

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あきゅろす。
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