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長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その16

「えっ!?…あ、はい…」


「やっぱりね!!じゃあ取って見せて?」


「…は、はい…」


ニコニコしながらも、何故か威圧感のある征二の瞳に、逆らう事を諦めた勇輝はカツラのヘアピンを一本づつ抜き、ボサボサの黒髪を取り払った。


「おぉ〜〜〜!!やっぱり予想通り可愛いいなぁ♪
………………。
…監禁して、調教したくなるよ…」


後半の不穏な発言に、勇輝の顔が蒼褪めた。


「せ、征二さん…?今、何て…」


勇輝の下半身に延び欠けていた手を、慌てて引っ込める征二。


「じょ、冗談、冗談…僕がそんな事するワケないだろう!?
こう見えても、僕は教育者だよ…!?」


「なぁんだ…ビックリしましたよ♪」


無防備に安堵した表情を見せ、浮かせかけた腰を再びソファーに沈めた勇輝。

『……そんなに、無防備だから監禁したくなるんだよ〜〜〜!!』


内心イライラしていた征二だったが、表面上は何とか取り繕って話を続けた。

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あきゅろす。
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