長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その1〜罠〜
男性の手に引かれ歓楽街を抜けると、男性は僕に「ちょっと待っててな?」と言い、100円パーキングに停めてある車の鍵を開け「乗りなよ」と僕に促した。
車に乗っている間、色々な話をした。
冷たい家族の事。
学校で、クラスメイトから嫌がらせを受けている事。
男性は
「今の子は大変だなぁ」
と言いながら微笑み、僕の頭をそっと撫でてくれた。
たったそれだけの事なのに…嬉しくて…本当に嬉しくて…涙が止まらなくて……。
もう何も考えられない。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!