長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その14 R18/鬼畜注意
「くっ…はっ…苦…し止めて…」
その顔は、とてもさっきまで、僕に優しい微笑みを向けてくれた人には、見えなくて…
まるで…野生の獣の様に見えた…。
「ご…めん…くっ…ごめ…んなさ…」
この獣の怒りを鎮めるには、この言葉しか無い…。
すると首に掛る力がフッと抜け、優しいお兄さんの顔をした獣は、口角だけで笑い、
「信用できねぇ」
と言いうと、僕を抱え、隣の部屋のベットに、荒々しく放り投げた。
余りの恐怖に、身じろぎ一つ出来ない僕を、お兄さんは一瞥すると、部屋のタンスから、荒縄と短いナイフを取り出し、僕に近付いて来た。
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