個性溢れるクラスメイトたち
3年Z組のクラスメイト達は、一言でいうと物凄く変わっていた。
担任はあの通り、ちょっと弄ればすぐに泣いてしまう甘党の天パだし。後、死んだ魚の目してるし、天パだし、天パだし、天パだし。あれ、天パ言い過ぎた？ってぐらいの天パだし。
「ちょ、桜ちゃんまた俺の扱い酷いよッ？！」
取りあえず、一人一人説明しようと思う。
先ずは、あの担任がこの間泣きついた、志村新八君。眼鏡だけが取り柄だとか言われてるけど、私は優しい一面もある人だと思っている。そして、数少ないツッコミ要員で、このクラスではまともな部類に入ると思う。
「まともな部類じゃなくて、僕はまともだから！」
次は神楽ちゃん。中国からの留学生で眼鏡男は嫌いなのに、自分は眼鏡をかけている可愛い子。酢昆布が大好物な辺り、味覚は残念なのかも…と思う。
「酢昆布バカにすると許さないネ」
次は志村妙ちゃん。新八君のお姉さんで、何故か3Zにいる(あれ、双子だったかな？)。料理の腕は壊滅的だが、武術は凄い。日々、ストーカーである近藤君を床に沈めているくらいに。
「あら、それは褒め言葉よね？」
で、次は近藤勲君。剣道は強いけど、頭が少し逝っちゃってる妙ちゃんのストーカー。外見がゴリラそのものだから、あだ名はゴリラ。
「お妙すわぁ〜ん！げふっ…」
次は土方十四郎君。瞳孔が開ききってる怖い顔の人。根は優しいし顔もそれなりだと思うけど、あのマヨネーズの量だけは−∞くらいのダメージを与える。
「∞って何だよコラ。マヨはなぁ…マヨはなぁ…！」
次は沖田総悟君。Sっ気の強い美少年。彼の笑顔に騙されたら最期、ドMに調教されちゃいます。彼の趣味は土方君狩り。
「土方殺しの間違いでさァ。とりあえず死ね土方」
次は山崎退君。地味、とにかく地味。どの位かっていうと、最高級な地味加減。敢えて特徴を述べるなら、常にミントンしてる地味。
「地味じゃないからね？ただ目立たないだけだよ！！」
次は桂小太郎君。綺麗な長い髪の変わった子。エリザベスという変なペット(あれは絶対ペットじゃない)が大好き。
「エリザベスは変なペットではないぞ！」
最後は高杉晋助。私の不良仲間で、まだまともな部類だと思う。左目に眼帯をつけているが、顔は良い。あくまで顔だけで、性格は問題あr「何勝手に言ってンだ。犯すぞテメー」……うん、何でもない。
とりあえず、このクラスは変わった…言い方を変えれば、個性的な人間で溢れている。
かく言う私も、このクラスの一員であるから、何処かしら変わった所があるんだろう。
個性溢れるクラスメイトたち
(ホント、このクラスの皆って変わってるなぁ…)(それ言ったら、桜ちゃんもだからね？)(やっぱり私も変わってんのか…)
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