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素直になっても


「なっ、に…すんだクソ教師っ」

「今は教師じゃねぇから、単なるお前の恋人だから」

「恋人だからっ…て、何でもしていい…わけ、ねぇって…前も言ったろ…ッ」

「いいからいいから、お前は鳴いてればいいの」

「ざけんな…っ」


仕事から帰ってきたら家の中は電気がついてなくて、おかしいなと思いながらこいつの部屋に行ってみればベッドの上で眠っていた。

…油断してた、眠っていると完全に信じてた。そのせいで今、こんな状況になっちまった。


「っ…くッ…」

「ほらほら、声我慢してっとキツいだろ〜?」

「うっせ……あッ」

「おー、もうぐちょぐちょ」

「言う、な、バカヤロッ」


寝てると思ったから、なんだか寂しくて意外と良い顔立ちしてるこいつの顔を見てキスをしたんだ。
…深いやつを。

そしたら尻を撫でられて、慌てて離れようとしたら頭を押さえられて唇すら離すことが出来なくなった。

んで今は、両手をネクタイで縛られ服は脱がされて、俺のソレを弄られてる。


「イきてぇならイきてぇって言えよ、じゃないとイかせねぇから」

「っ…んッ…」


ゆっくりと俺のを扱く銀八の手は確実に俺を快感へと連れていく。けどイくまでじゃない。銀八の奴がわざとイかせないように弄ってっから。
もどかしくてもうイきたいと言ってしまいそうになるけど、銀八の思い通りになるのが悔しくてイきたいとは言わない。


「…往生際の悪い奴だな」

「くっ…っあ、てめ、何してっ」

「素直じゃない金時くんにはお仕置きしねぇと」

「ひっ…あぁッ!!」


いきなりケツに指を二本突っ込まれて激しく掻き回される。
…俺が感じるとこばっかり突いてきて我慢出来ずにびくびく反応して喘ぎ声が漏れる。銀八はにやにやしながら俺の顔を見ていて、なんだか楽しそうだ。

あまりの刺激にもうダメだイくと思った瞬間、銀八は指を抜きやがった。


「っは…ぁ…銀…八…っ」

「言ったろ、イきたいと言わねぇとイかせてやんねぇって」

「っ、」


久しぶりに銀八の奴を殴り飛ばしてぇと思った。
楽しそうな顔して俺を弄び、ドSな顔して俺を追いやる。


ちくしょう…なんで言わないとダメなんだよ、んな恥ずかしいこと言えるかよ。
俺の許可なしに激しく抱かれる方がどんだけマシだっただろう。

頭の中でそんなことを考えながら銀八の奴を睨み付ける。んなことしたって無意味だと分かってても、今の俺にはそうするしかなかった。


それを見た銀八は紐を手に取って、何をするのかと思えば俺のモノの根元に巻き付けて縛った。
…イけないようにするために。


「ぁッ…や、解け…っ」

「今縛ったばっかなのに解くわけないだろ」


そう言う銀八は俺の足を持ち上げて、ケツの穴が丸見えの状態にする。今度は舐められる、そう思って羞恥心からきゅっと目を閉じた。

銀八の舌が俺の穴を舐めて中に侵入してくるとか考えてたら、恥ずかしいのに…どこかで俺は興奮していた。早く舐めて来ないかなと思って目を開けたら、目の前には銀八の顔があって見透かしたような表情で俺をじっと見てくる。

かぁっと顔が一気に熱くなるのを感じながら、俺は銀八の視線から逃れられずにいた。


「淫乱ちゃん」

「っ…だ、れが…んぁあ!!」


いきなりアソコに圧迫感を感じてすぐにそれが何なのか理解した。
…銀八の顔が一瞬歪んだ、つまり突っ込まれたのは銀八のアレだ。
なんやかんやで銀八のを突っ込まれるのは久しぶりで、いつになってもこのデカさには慣れない。


「っあ…ば、かっ…いきなり、いれんなっ」

「お前の望む通りにやるわけねぇだろ」

「あッ…やっ…まだ動く、なァッ」

「っ…すっげー締め付け」


遠慮なしにガツガツ突いてくる銀八のせいで、俺の頭の中は真っ白になりかける。悔しいけど…気持ち良くて、なんか嬉しく感じる。


「あっ、あっ…や、銀…ぱちぃっ…」

「っは…なん、だよ…っ」

「んぁあっ…も、イき…たい…っ」

「あー…わり、もう少し待ってな俺が一回イくまで」

「なっ…ふざけ…ぁんッ…や、そこ、ダメ…ッ!!」


あまりの気持ち良さに耐えられずイきたいって言ったのに、銀八の奴はすぐにはイかせてくれなかった。俺の感じる所ばっか攻めてきてイきたくて仕方ねぇのに、紐を解いてくれなくてイけないままの状態だった。
銀八の奴が俺の中に思いっきり欲を吐き出してからやっと紐を解いてもらって、解かれてすぐに俺のからはたらたらと白いのが垂れてきた。
イって吐き出すというより、溢れると言った方が正しいみたいだ。


「う…気持ち…わりぃ…思いっきりイきたい…」

「悪い悪い、俺がイく前にちゃんと解くつもりだったんだけどな」

「………」

「…んな拗ねんなって、ちゃんとイかせてやっから」

「もういいし…つか早く抜けよいつまで突っ込んだままなんだよ」

「これからもっかいヤんのに抜いたら面倒だろ」

「は?や、もうヤらね…んぁッ」


信じたくなかった、もっかいヤるとか。
けどすぐに銀八がまた動き始めたからもう逃げられなかった。



あれから一体何回ヤっただろう。
とりあえず腰がハンパなく痛くて立てない状態になるまでヤられたのは言える。今がその状態だからな。

今日は休日で銀八も俺も珍しく仕事が休みだった。
だから今は銀八に看病…されてる、一応。


「……」

「…悪かったって」

「……」

「お前も万更じゃなかったくせに…本当素直じゃないんだから…」

「うっさい黙れ変態眼鏡」


素直になってもいい事なんて何もなかった。もう素直になんかなってやんねぇ。

…でも、さっきみたいな事はもう二度とご免だ。


END




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