幸せ、堪能中
No.31 相談
綱吉side
優奈が帰った後も、山本と2人で話していた俺。
武「…で、それにひきかえ俺なんてバカの一つ覚えみたいに野球しかやってねーや。」
山本にそう言われビックリする。
だって山本は…
綱「なっ!!何言ってんだよ、山本はその野球がすごいじゃないか!!」
俺、山本はイイなぁ…っつずっと思ってたし。
すると山本の顔が急に神妙な顔つきになった。
武「それがどーもうまくなくってさ…ここんとこ…――」
山本が話しだす。
聞けば、いくら練習しても打率は落ちっぱなし、守備は乱れっぱなしと言う、いわゆるスランプに陥っているらしい。
野球始めて以来初のスタメン落ちの可能性が大きいそうだ。
武「ツナ…俺どうすりゃイイ?」
綱「え゙え゙!?」
俺に聞くのーっ!!??
俺に聞いても何にもなんないけど…
でも、あんな山本の顔は見たことない…
相談なのりたい、けど…
こんな時、###name_1#なら何て言うのだろう…
…分かんないや…
綱「やっぱ…努力…しかないんじゃ…ないか…な…。」
悩みに悩んで、やっと出した答え。
こんなもんしか浮かばなかった。
…俺ってウソつき〜〜っ…
武「だよな!!」
明るい山本の声。
自分で言ったことなのに、ビックリする。
山本も、俺と同じ事を思ってたらしい。
山本が嬉しい顔をしてくれたから、俺も自然ににやけてくる。
武「お〜し、今日は居残ってガンガン練習すっぞーっ!!!」
山本が大声で言う。
…俺イイ事言った〜!!
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