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色彩繚乱

「ん〜っ!力がみなぎるようじゃ。」

「ほんとにゃ〜っ。」

ほくほく顔のソウとアオイに俺は奈落の底に落とされた。起きて直ぐ襲われて夢じゃなかったと思い知らされたからだ。

「くくっ…随分と、よがっていたな。手淫と口淫でイかされた気分はどうだ?」

口の端を歪めて笑うサイを涙目で睨み付けた。

「神出鬼没のクソ野郎。」

「ふんっ。」

コイツ、鼻で笑いやがった!超ムカつくーっ!!

「ソウ、アオイ。お前たち亜樹に挨拶したか?」

「おお!まだじゃ。アオイ、そなたから先にせぇ。」

「はいにゃん。」

俺の前に2人は正座してお辞儀した。

「初めまして、僕はアオイですにゃ。お利口さんにするから、可愛がってにゃん。」

「儂は二頭蒼龍のソウじゃ。アオイより儂の方がしっかり者じゃ。よろしく頼むぞ。」

コウから話は聞いていた蒼龍石って子供だったのか。

「次は俺だ。」

「え?俺?」

まさか!?

俺は咄嗟に逃げようとした。けどベッドに押し倒されてしまった。

「いやだーっ!」

「お前は口も悪いが往生際も悪い。まぁ、良い。躾甲斐はある。」

俺の両手をベットに縫い付け腰を高く上げると後ろから突き刺した。

「あ゛あっ!!」

「力を抜け。まだ先の方しか入ってないぞ?」

先だけでも…いたぁい…さ、裂ける。

「ソウ、アオイ。亜樹を気持ち良くさせろ。」

涙ぐむ俺を見て2人は頷くとパジャマのボタンを外し乳首に吸い付いた。

「いっぁん!」

こらっ!乳首、舐めるな!

「ゃあん…っ!」

俺を口に入れるな!

「ふっ…いいぞ。」

乳首と性器と内側を同時に攻められ快感が一気に押し寄せた。

「うぁ、やっ、あ、ひぃ…っ」

「締めすぎ…だ。」

んなこと言ったって気持ち良すぎて制御出来ないんだよ!

「聞こえないのか?」

髪を引っ張られ耳元で「緩めろ。」と命令する。

「だ、だったら…抜けよ。」

キッと睨むと冷えた目つきで首を絞められた。

「うっ!!?」

「口答えは赦さない。」

コ、コイツ…また俺の首を…気絶させる気か!?

「ぐぅ…」

く、苦しい…

「自分の立場がまだ解ってないようだな?」

絞める力が強くてサイの腕に爪を立てた。

「彩王、亜樹が可哀想じゃ。」

「んなぁ〜。痛そうにゃ〜」

子供に同情される俺ってすっげぇ惨めだ。涙が出てきた。

「ちっ。」

首から手を離すと激しく腰を打ちつけてきた。

「ぁあっ!?」

肉を掻き分け奥まで進入してくる。激しい強引に。それでも俺の感じる場所を的確に小突くから嫌でも感じてしまう。

「あ、あっ…あぁんっ!」

「…くっ。イくぞ。」

俺のペニスを握り上下に動かして絶頂にいざなう。

「お、俺も…あぁーっ!」

サイの手の中で弾けると内壁に打ち付けられた熱い精液が浸透していくのが解る。

「〜〜っ!!」

な、何にこれ…変な…感じ。クセになりそう。

「昨日の今日で覚えるとはお前、淫乱マゾだな。」

耳元で囁くサイに目をやると俺が放った液を見せ付けるように舐めている。

「なっ、舐めるな!!変態!!俺は淫乱でもマゾでもねぇ!!ざけんな!!」

「ふっ。あんあん喘いでいたのに終わるとこれだ。可愛げのない。」

「ア、アンタが…うっ!?」

唇を押し付けられた。

「煩い口は塞ぐに限る。」

嘲笑うサイにムカついたけど言い返すとまた犯られそうで俺は怒りを抑えた。これ以上は身体が壊れる。

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