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色彩繚乱

「翔…俺…どうにかなりそう…」

服を脱ぎ捨てベットに横たわる由仁は熱に浮かされた表情で俺を見つめる。白夜さんと血を分けた兄弟でも髪や瞳は黒々く整った顔立ちをしていてもあまり似ていない。だから俺は平然としていられる。

「自業自得だろうが。」

性格も正反対で闇龍石のせいか元からそうなのか解らないが根っからの快楽主義者。哲学的な善=快ではなく由仁の場合欲=快。それを普段は理性で押し殺している。しかし何かのきっかけでスイッチがONになると抑え付けていた分、自分の欲を満たす為にやりたい放題。見かねた俺は由仁を殴ろうとしたが白夜サンに止められた。

「由仁の顔や身体に傷を付けてはダメだよ。」

俺は白夜サンに逆らえないから由仁の気の済むまで付き合う羽目になる。たまに欲よりバカにされたと思って変なスイッチが入る時もある。今回は俺が発端でフランにこんな状態にされたが俺の責任だ。

「…早く…お前の…くれよ…」

犬のようによだれを垂らし、いきり立ったペニスから我慢汁が滴り落ちアナルをヒクヒクさせる。

「解ったから少し待て。」

俺はズボンから自身を取り出し扱いた。白夜さんならこんなことしなくても勃つんだが。

「んな…こと…すんな。俺に…やらせろ。」

自分からペニスを飲み込み舌と口で俺を勃たせようとした。

「ふっ…健気じゃないか。やる気が出てきたぜ。」

舐めながら自分でアナルを解し俺を受け入れる準備をする。

「んぁ…ふぁっ…んんっ…」

「…もぅ、良い。」

口から引き抜き由仁の中にぶち込むとピュッと精液が飛んだ。

「はっ、入れただけでイくとか、どんだけ淫乱なんだ?」

「…っせぇ…あぁっ…もっと…奥まで…」

強請る由仁の腰を掴んでガンガン突きまくったら嬌声をあげてよがる。はしたなく淫らに。そして精を放つ。

「んぁあぁっ!!」

続けざまは流石にクるよな。恥ずかしげもなく大声上げて乱れまくって…

「淫乱由仁犬。何回、イったら気が済むんだ?」

憫笑すると俺を由仁が締め付けた。

「くっ…」

「ぁあっ…んぁっ…黙って…腰、動かせ…」

「だらしない顔して挑発すんな…うっ!?」

襞が絡みついて俺を搾り取ろうとする。

「翔…口、動かす余裕…あんのかよ?」

締め付け感が増し射精を促したがぐっと堪え容赦なく前立腺を攻め立てた。

「ひぃ!!」

「俺を舐めるな。」

由仁の腰を揺らしながら最奥部まで突き入れ掻き回しペニスを扱いた。

「あ゛ぁ!!」

三度の射精は勢いがなくタラタラ流れた。

「いぃ…翔…滅茶苦茶にして…くれ…」

涙でぐちゃぐちゃの面で厭らしい笑みを浮かべる。コイツ、タフだから気絶するまで付き合うのはしんどいが中途半端だと白夜さんの手を借りることになる。それは俺の矜持に関わる。満足させられないと思われるからだ。

「あぁ、お前が堕ちるまで抱いてやるからお前も俺を楽しませろ。」

「…良いぜ。」

不敵に笑うと俺の上で踊り始めた。腰をくねらせ緩急をつけ髪を振り乱し喘ぎ鳴く。淫獸のように。そして俺達は欲に溺れていった。

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