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色彩繚乱

白夜さんとの出会いが俺の人生を変えたといっても過言ではない。整いすぎた容姿と天才的な頭脳を兼ね備えているのに、驕ったり傲慢な態度や言動は一切しない。製作中は俺にアドバイスを求めてくる。俺は彼の人柄に感銘し心酔した。そして2人で製作した二足歩行ロボットプロトタイプ、ミニアイスは見事、ロボコンで優勝。その後、白夜サンが改良に改良を重ね、陽電子頭脳搭載のアンドロイドアイス01が完成。それから更にバージョンアップさせ今現在のアイスは人間とほぼ区別がつかないほど進化した。珀皇博士は白夜さんの才能に感嘆し研究に没頭できる環境を与えた。それがこの研究所だ。研究員は俺だけだが、アイスとミニアイス数体、それにスーパーコンピューターの島風は人間以上に働くので何等問題はないと白夜さんは研究員を入れなかった。


「…翔チャン?聞いてる?」

「え、あ、はい。彩王の足留めですよね?」

つい昔のことを想起してしまった。緊張感ないって言われそうだな。

「先輩、気を引き締めてくださいよ。お遊びじゃないんですからねぇ。」

ムカッ!

「お前が言うな!俺は真剣だ!」

怒鳴るとフランは「私だって真剣ですよーだ!」と舌を出した。そういうのが俺をイラつかせるっていい加減、気付け。バカフラン。

「まぁ、そうピリピリしなくても手順通り進めてくれれば良いから。フランくんは宇佐木くんを誘い出して秘薬を飲ませてね。」

「了解〜っ!」

計画を聴き終わるとフランは立ち上がり「また明日、来ま〜す。」と敬礼して再びホウキに跨り帰って行った。

「はぁ…フランと協力か。」

「不満かい?」

不満というか不安だ。

「アイツとは馬が合わないので、上手くいくかどうか…」

「一応、島風で成功確率を出してみたら、99.9%だったよ。残りの0.01%は予測不可能だって。気にはなるけど上手くいくよ。」

「だと良いんですが…」

抜かりのない白夜さんのことだ。心配ないと思うが。

「彩王足留めプログラムは完成したしフランくんにコウとソウを封じ込めてもらう手筈になってるし大丈夫。本当は彩王に記憶を取り戻して欲しいんだけど辛い記憶だから可哀想で…宇佐木くんの記憶が戻れば黒曜石が彩王を導いてくれると思う。」

確かにまどろっこしいやり方だが白夜さんは優しいからな。

「解りました。じゃあ、俺も帰ります。また明日。」

「翔チャン、待って。」

「何ですか?」

「僕に付き合って徹夜でプログラムのサポートしてくれたから発散したいんじゃない?」

「発散って何を…っ!?」

いきなりベルトに手を掛けチャックを下ろした。

「あ、あの?」

「手伝ってくれたお礼。」

ペニスを取り出し先端をペロリと舐め艶笑した。

ゾクっ!!

「僕がイヤなら由仁を呼ぼうか?」

「け、結構です!お気持ちだけで!」

由仁とヤったら朝方までつき合わされて俺が死ぬ。

「なら僕の気持ち受け取ってよ。」

俺を頬張ると上目遣いで俺の様子を伺う。そんな目で見ないでくれ。完勃ちしたペニスがはちきれそうになる。

「ふぁ……翔チャンの…おっきぃ…」

口角から唾液を滴らせ苦しそうに綺麗な顔面を歪めた。

ヤバい…その顔…エロッ

白夜さんにフェラしてもらうの初めてだから視覚的にも興奮する。

「くっ…ぅっ…」

気持ち良すぎて我慢するのに必死な俺を吸い上げ激しく口唇で扱く。

ダメだ…我慢出来ない…

「で、出るっ!!」

白夜さんの頭を掴んで股間に押し付け喉奥に射精した。

「はぁ…」

気持ちいぃ…はっ!!

「うわぁっ!!す、すいません!吐き出してください!」

狼狽える俺を後目に白夜さんは躊躇うことなく精液を嚥下した。

「…っ。濃いの一杯、出たね。」

口元を拭い艶めかしく笑う白夜さんにまたもや欲情してしまった。

「ふっ…まだ満足してないみたいだね。」

射精しても尚、そそり立つ俺を握った。

「んぅっ!!」

「翔チャンは攻めだよね?僕に入れてみる?」

「えっ!?」

「…と言っても僕も攻めだから入れられても気持ち良くないんだけど。どうする?」

白夜さんが気持ち良くないなら無理はさせられない。しかし断ると由仁に連絡するかもしれない。

「じ、じゃあ…手で…お願いします。」

恥を忍んで頼むと白夜さんは目をぱちくりさせた。

「ダメ…ですか?」

「ううん。手でっていうのが意外だったから。手は両手?右手?左手?」

どっちでも良いんだが両手よりは片手の方がやりやすいだろうと思い「右手。」と答えたらクスッと笑った。

「ふふ…可愛いね。翔チャンは。」

可愛いなんて言われ慣れてないから気恥ずかしくて目を閉じたら余計に感じてしまい俺の欲望はあっという間に白夜さんの手淫によって達してしまった。

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あきゅろす。
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