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色彩繚乱

「やっ…弄るの…あっ…んん…」

コウの手淫に立ってられなくて肩を掴んだ。

「ふふ…。順応、早いですね。先端から密を垂らして…ああ…なんて美味しそう。」

足の間に割って入ると上着をたくし上げた。

「な、何…!?」

「失礼。我慢の限界です。」

硬くなった俺をぴちゃぴちゃと舌で舐め徐に頬張った。

「やぁっん!」

割れ目に舌を入れられコウの指を締め付けてしまった。

「アナタは見た目も仕草も本当に可愛いらしい。」

サイを柔らかくした顔立ちのコウは旨そうに性器を銜え上目遣いで俺を見る。そんな目で見られるとゾクゾクする。

「中…痙攣してますね。イってもいいですよ?アキのタイミングに合わせます。」

「ああっ…ソコ…キツく…吸って…」

「っ…ちゅぅぅ…」

「あ゛あっ!!」

コウの口の中に吐精すると躊躇わす嚥下した。容姿はそっくりでもサイと違うのは俺の扱い方と言葉使い方。だけど解る。同類だということを。だって俺の出したモノを飲み干し舌なめずりする所作は同じ。赤い双眸は俺を捉えて決して逃さない。


「はぁ…。疲れた…」

自慰すらあまりしないのに続けて二回はきつい。

「これしきのことで音を上げていたら、彩王と暮らせませんよ?」

「く、暮らす!?」

「そうですよ?いずれ、龍国に帰りますから。」

帰る…か。俺が黒曜石で人間じゃないって判明してもイマイチピンとこない。

「残るは2龍石。早急に探さなくては。」

ん?2龍石?あれ?

「あと1個だろ?俺は見つかったんだから。」

何気なく尋ねたのにコウは俺を見詰めて悲しそうな顔をした。聞き間違いだったのかな?

「全ては亜樹と彩王に掛かっています。身体を繋ぎ互いの精を交換している内に覚醒するでしょう。」

「それってセックスしろって言ってんの!?」

「彩王は俺様ですが、素直に従えば可愛がってもらえますよ。」

「奴に服従するのはごめんだ!」

「ふふ。強気ですね。それもいいでしょう。では、私は彩王のもとに戻ります。」

「あ、待って!俺が覚醒したらどうなるんだ?」

「わかりません。前例がないのです。不安だと思いますが彩王と我等が護りますからご安心を。」

にっこり笑って跪き俺の手を取ってキスすると霧のように散った。

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