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エビチュ

ケーキをカゴに入れ揺らさないようチャリを押しながら足早に進んだ。予定よりだいぶ、遅くなってしまったのは2人の漫才が面白かったからだ。とはいえ観戦している時はウザいんだよなぁ。

海老根先輩が「上手いなぁ、格好いいなぁ、頑張れ〜っ!」と声援を送ると伊勢谷先輩はあの調子で横槍を入れる。俺は試合に…芝に集中したいから痴話喧嘩は耳障りでしかない。先輩じゃなければ、いい加減にしろって注意するんだけどなぁ。

アパートに着くとチャリを止め鍵を掛けた。そしてケーキを持ち部屋の鍵を開けた。

「ただいま。」

待ってる芝に向かって言ったけど返事がなくて焦った。

「ご、ごめん、遅くなった。海老根先輩のケーキ店に行ってて…ほら、ケーキ…」

言い掛けて止めた。居間で芝が気持ち良さそうに寝ていたから。

「芝、ただいま。」

ケーキをテーブルに置き柔らかい髪の毛に鼻を埋めた。

「…良い匂い。」

シャンプーの香りは鎮まっていた俺を揺り起こし捲れた長袖のTシャツから覗く引き締まった腹や背中から腰にかけてのS字を描いたボディラインは下半身を刺激した。

ごくっ…

くの字に曲げた片足はハーフパンツを押し上げ太腿を晒す。髪や瞳の色が茶色いからか体毛も色素が薄く男にしては少ない。でも筋肉はしっかり付いてるから細くても男らしい。

あぁ…触りてぇ。

Tシャツ捲って乳首、舐めまわしハーフパンツ脱がしてくびれた腰から尻まで舌を這わせ隠れた部分を押し開き指、突っ込んで湿った内側を弄りたい。

『うっ…はぁ…ほしぃ…くるしっ…』

脳内再生される芝は顔を歪めて俺の指を押し戻そうとする。けどチンコを銜えたらイヤイヤって首を振りながらも喘ぐんだ。

「あぁ…堪んねぇ…」

性欲に掻き立てられ勃起してしまったが疲れて寝てる芝を起こすのは可哀想でトイレで抜こうと腰を上げた。

「ん…っ…」

俺に気付いたのか目を開けゆっくり上体を起こした。

「あ、星…帰ってたんだ。おかえり〜。」

ふにゃって頬を緩めて笑うから思わず押し倒した。

「んな格好で無防備に寝てるお前が悪い。」

「は?」

言葉で言うより高まった股間を芝に擦り付けた。

「な、何、いきなり立たせてんの!?」

驚きに目を見開き狼狽えるけど俺にとってどれだけ魅力的かお前は全然、解ってない。俺がお前にしたいことを洗いざらい、ぶちまけてやろうか…と一瞬、思ったが人一倍、恥ずかしがり屋だから言わずにキスをした。

「んっ!?」

閉じた唇を舌でこじ開け歯列をなぞりながら耳朶を触った。するとビクッとして口を開けた。その隙に舌を入れ芝の舌に絡めた。

「ぅん…っ…」

最初は戸惑いがちだった舌が俺の舌に応えるようになりTシャツの裾から手を入れ乳首を撫でるとビクビク震えた。こうなるとこっちのもんだ。口から唇を首筋に移しTシャツをたくし上げ乳首に吸い付いた。

「ぁあっ!」

しまったって顔して赤面する芝が可愛くてギュッと突起を摘んだ。

「〜〜っ!」

両手で口を押さえ俺を睨み付ける。

「声、我慢しなくて良いぜ?」

「イ、イヤだ。壁…薄いもん。」

もんって…可愛いらしい言い方だな。おい。

「じゃ、これ、噛んどけ。」

芝のTシャツの裾を口元に当てた。

「ヤだ。伸びる。枕、取ってくる。」

居間でするのは初めてだけどこの状態でお預けは辛い。クッションでもあれば…ないな。今度買っておこう。他に何か銜える物は…服以外で…

「芝、俺の指はどう?」

冗談で指を二本、芝の唇に乗せたらパクッと銜えた。

えぇ!?嘘だろ!?

嫌がると思ってた。なのに躊躇うことなく口に入れた。

「な、何で、銜えるんだよ?」

俺が言うのも何だけど。

「ほぇ?」

口に嵌まってたら喋れないわな。一旦、指を引き抜いた。

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あきゅろす。
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