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エビチュ
4.
「えっと全部、モノにするんだっけ?で、何をするんだ?」

性教育は受けていても男同士がすることは教えられてない。って、当たり前だけど。

「…横になって目を瞑って。」

「うん。」

目を閉じてマットの上に身体を倒した。
不安と緊張で心臓がバクバク身体はカチコチ。

…あっ…

柔らかい感触は唇。
触る手付きはぎこちない。てか、くすぐったい。

「ひゃっ…」

シャツをたくし上げチュッと吸い付く。

「んっ…」

ちらっと見ると赤ちゃんみたいに夢中で吸うからこっちが恥ずかしくなる。

「ち、ちよっ…たんま。」

「気持ち良くない?」

「あんまり…」

「可笑しいな…姉貴の漫画と違う。」

「漫画?何の漫画だよ?」

「BL漫画。」

「BL?ビューティフルラブの略?」

「ボーイズラブ。ホモ漫画。」

「え゛ぇ!!?お姉さん、そんなん読んでんの?」

「趣味らしい。っと、腰上げて。」

「何、するんだよ?」

「好きにして良いんだろ?」

「う゛〜」

仕方なく腰を浮かすとズボンとパンツを取られた。

「うわっ!?」

「海老根…まだ、皮付いてんだ。それにツルツル。」

マジマジ見ると口に入れた。

「ひゃあっ!?」

なっ、なっ…

伊勢谷の行為に驚きと恐怖で頭がパニック。

「…やっ…やめっ…」

髪を掴んで剥がそうとしたけど舌で舐め回し、口をもごもご動かすから、力が入らなくて…

「…剥いてやるよ。」

「ふぇ!?」

唾液にまみれた俺の皮を掴んで一気に下に引いた。

「いゃあっ!?」

痺れるような痛みが全身に広がり俺は反り返った。

「綺麗なピンク色…」

また、口に含んで先っぽを舐めたり吸ったりする。

「あっんっ!?」

なっ、何!?
さっきと全然違う…

「い、伊勢谷…」

「ん?」

「…そこぉ…ジンジンするぅ…」

突然、吸引と出し入れが激しくなった。
あぁっ…そんな強くしたら…

「ダメ…なんか…くる!」

伊勢谷の身体に足を絡めたら深く飲み込まれて喉ちんこに先端が当たり思わず出してしまった。

「…っ…ごくんっ…」

「わわ!の、飲むなっ!信じらんねぇ!汚いのに…」

狼狽する俺に伊勢谷は顔色1つ変えずに唇を拭った。

「旨くないけど、海老根のだから汚くない。」

「汚くないって…そうゆう問題じゃあ…」

「気持ち良かった?」


「わ、悪かったら出さねぇ。」

と言ったものの、やっぱ可笑しいよ。男同士で…

「伊勢谷の変態。」

「そうゆうなって。ちゃんと剥けて良かったな。」

萎えた俺をガン見され、慌てて前を隠した。

「み、見んな。てゆうかお前は剥けてんのかよ?」

「俺の見るか?」

伊勢谷はジーンズから取り出して俺に見せた。

「…マジかよ…ズル剥けじゃん…」

俺のよりデカくて、しっかり勃っている。

すげぇ…。いや、感心してる場合じゃあない。勃起してるっつーことは…

伊勢谷を目の当たりにした俺はゴクンと息を飲んだ。まさか、俺にもさっきみたいにしろとかゆう?

「そ、それ、どうすんの?」

「これは此処に入れる。」

尻の割れ目を触った。

「う、嘘だろ!?」

予想外の展開に慌てふためいた。

「漫画だと入る。」

漫画って、俺は二次元じゃあねぇ!!

「んなとこに入れたら…つか、入れるとこじゃあないし入んねぇってばっ!」

「大丈夫だ。」

その自信はどこからくんの!?

「とりあえず見せてくれ。」

「み、見せれるわけないだろ!」

「…わりぃ。試させて。」

腰を掴んで持ち上げる伊勢谷に俺は身の危機を感じて股間を蹴り上げた。

「う゛い゛あ゛っ…」

「ふざけんなっ!!」

「う゛ぅ…」

「俺にだって心の準備っつーもんが必要なんだ!」

急いでズボンを履いて、伊勢谷から離れた。

「…どのくらい…待ったら良い?」

股間を押さえながら苦しげに尋ねる。

「そ、それは…俺がその気になるまでだよ!」

俺は伊勢谷を置いて家にすっ飛んで帰った。

バカ、バカ…伊勢谷の…

「…ばぁかっ…」

ふと目を開けると大空が見えた。

あれ…?屋上?

起き上がり、辺りを見渡せば俺しか居ない。どうやらあのまま、寝てしまったらしい。

「ヤバっ!今、何時だ?」

腕時計を見たら3時を回っている。

あぁ…
授業始まってる。怒られる前に職員室行こ。

「さむっ…」

俺は身体を丸めながら屋上を出た。



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