枯嵐胡紀の一日
〇月×日
朝はいつもと変わらない朝
寝巻きからつなぎに着替えて
キャプテンを（無理矢理）起こしてから
朝食。
その時の注意点
超低血圧なキャプテンにバラバラにされないこと
キャスとかペンペンがやると容赦ないらしい
私は一回もないけど･･･
キャス達曰く「お前には絶対にしない！」らしい
よくわからんが･･･
今日の朝食はあっさりしているサンドイッチ
コックの料理は世界一（は、いい過ぎだけど･･･）美味い！
「べーぽー！！」
太陽が出ていて快晴。
潜水艦が顔を出してベポに抱きつく
「胡紀！どうしたの？」
「うへへ、もふもふー。」
私のお気に入りはベポの毛。
夏は見てて暑そうだけど触り心地がいい！！
このもふもふ感が堪らないっ！！
「ぬんぬん･･･」
ぬくぬくしてたら睡魔が襲ってくる
そしたらベポが眠いの？と聞いてきたので頷いた
甲板でお昼寝をした。
バゴッ･･･！！！
「ぬぁっ･･･！！」
頭の頂点に痛みを感じ飛び上がったら
ぶっきょう面で立っているペンギン
「のぉおお･･･！！
なにすんのさペンペン！！」
「ペンペン言うな。
船長にまた怒られるぞ。」
「今日はベポもいるもん！」
だから大丈夫！！
いつもキャプテンは甲板でのお昼寝は禁止してる
理由はしらんが何故ダメなのだ！！
こんなにいい天気で
ベポのもふもふがあったら誰でも寝るから！！
これ人間の性！！
「それはお前だけだ。」
「∑！？人の心を読むな！！」
ペンペンとギャーギャー話したらまたもや頭に激痛
「何やってんだお前ら･･･」
「「あ･･･キャス･･･」」
キャスケット帽子を被っているキャスケット
が、呆れながら私達を見た
「ね、なんで叩いたの？叩く意味ないよね？
普通に呼びかければいいよね？！
ベポぉおおお！！
ペンペンとキャスが殴るよぉおお！！」
嘘泣きしながらベポに飛びつく
「ダメだよ、二人共！！胡紀をいじめちゃ！！」
やさしくもふもふの手で撫でてくれる
あ～･･･幸せVv
こんどは2人が溜息をついた
「ぬ！！」
ピコーンと胡紀センサーが立った。
（いまさらだけどアホ毛が立ってるんだ･･･）
「どうしたの？」
「次ぎは何するんだ？」
「釣り！！」
ベポから離れて釣り道具一式を人数分持ってきた
「コックが魚足りないって嘆いてたのを思い出した！！」
「あ～･･･そういや言ってたなぁ･･･」
キャスもその場にいたから知っている
「でもなんで今？」
「私は優しい人間だからね！
それで美味しいものをオヤツに出してもらう！！」
「･･････絶対後者が本音だろう･･･」
「ペンペンうるさい！！」
「ペンペン言うな！！」
ヘリに跨り糸を海につける
「よし！今から大物を釣ったら勝ち！！
最小だった人はキャプテンの帽子と剣を取って来ること！！」
「いいね、それ！面白そう！！」
「「はぁあああ！？」」
遊びに乗ってくれるベポと
顔を真っ青にするキャスとペンペン
「ちょまて！！それはいくらなんでも･･･」
「スタート！今から脱落したら強制的に行く！！」
「ぐっ･･･」
「しかたねぇ･･･やるしかねぇぞキャス。」
絶対に無理なことをお題にするな！！
命がいくつあっても無理だから！！
「うっほー！！！」
ゲーム終了後
巨大な魚達が甲板に並ぶ
一位ベポ
二位ペンペン
三位私
四位キャス
「い、嫌だぁああああ！！！！」
逃亡するキャスをベポとペンペンが捕獲
「逝ってこい！」
「無理だって！！ペンギン変わってくれ！！」
「死ぬのはごめんだ。」
「薄情者！！」
キャスが必死な顔でペンペンに詰めよる
顔が真っ青でガタガタ震える
「？･･･キャプテンなら貸してくれるよ。
ねぇベポ。」
「うん。ちゃんと断れば借りれるよ。」
「「それはお前らだからだ。」」
ペンペンはキャスをキャプテンの部屋に押した
「――何しに来た？」
「え、いや･･･あの････そ、その････」
本人は医学本を読んでいる最中だったらしい
キャプテンは読書を邪魔されるのが一番嫌い
それはクルー全員知っているのでキャスは真っ青
「さ、コックのオヤツ♪」
「今日はなんだろうね！」
「（キャスご愁傷様･･･）」
3人でダイニングでホットケーキを食べた
ギャァアアアァアアア！！！！
キャスの断末魔が潜水艦中響き渡った
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