全国の甘味巡り!・・・だったらいいなぁ〜
覚醒直前



村の方へ向かう

道中、叫び声と怒鳴り声が止まない




「みんなっ・・・・・・!!」





武士なのか鎧に刀を持って無差別に切り刻んでいく




「・・・っ!おっちゃん!!」





斬り崩れ落ちるのを見て駆け寄った




「・・・・・・ハァ・・・ハァ・・・雅、か・・・?」

「今止血する」





止血薬を塗り圧迫し無いように布を縛る

安全地に寝かせた




「薬師!」




腕に傷を負った武器職人が駆け寄ってきた




「名もしらねぇ武士達が襲ってきた!」

「女子ども達は?」

「あんたん家の近くに逃げた」


「・・・・・・・・・怪我の浅い人達は

 重傷者を安全な場所に移動させて。


 家に着いたら大きい木箱がある、

 その中に止血薬や化膿止めが色々入ってる。


 応急処置用にこれ渡しとくな。

 血流を圧迫させ無い様に縛るんだ。

 
 この紙に応急処置の事と薬の説明が書いてある。


 葉のじーさんに寄ってばーちゃんと連れてって。

 人は多い方が助かる。」





案外自分は冷静だったのに驚いた


いつも持ち歩いている薬等をおっさん達に渡す




「わ、わかった!!」




2人は一目散にその場に向かう





「ぅわぁああ!!」




子どものかん高い声


それを聞いて直ぐに向かった





「小之介!!」





髪を掴まれ殺そうとしている武士A




「我らに刃向かう者、それは死なり」





「んのやろっ!!」






刀を構えて走った





「小之介!!」


「雅!」





目が合って助けてと訴える



あと一歩で首が吹っ飛んだ

目を見開いて立ち止まった





「・・・・・・貴様も、刃向かう者か。」





ジロリと見下すように見られた。






『竹トンボがいいなぁー!』





「小・・・・・・?」




之介・・・?





体中に"何か"が巡る

ふつふつと湧き上がる"何か"




刀を持つ手に力が入る





「それは死なり」





振りかざす腕


脇に入り心臓を刺した





「てめぇらが死だ」





ドスの効いた低い声



自分が自分じゃなくなる瞬間

 

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