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ギアス
今日も夢の中へと落ちていく
今日も夢の中へと落ちていく。二度と戻らないあの日々の思い出の夢、そしてルルーシュと会う夢・・・。
〜          〜
「俺がルルーシュを皇帝にしてやるよ!。」
「ありがとう、スザク・・・。」
「よーし、それじゃ・・・。」
その言葉を交わすといつもきまって幼いころのルルーシュは消えてしまう。そしてあたりが真っ暗になって18歳のルルーシュが現れる。
「ルルーシュ・・・。」
夢の中のルルーシュは学生服を着ていて、そのころと何も変わらない。何も変わらないままで、3カ月前のままでそこに立っている。不敵な微笑みを浮かべて、でもどこかつまらなそうに、寂しそうにしている。
「ルルーシュ、僕だよ。スザクだよ?。」
そう呼びかけるとルルーシュはこちらを向いて優しく微笑んでくれた。そしてこちらへ歩いてくる。僕もルルーシュに駆け寄って彼に触れようとした、でもその手は彼をすり抜けてしまう。手だけではない、僕の体を彼が通り過ぎる。そしてルルーシュも僕が見えてないかのように通り過ぎて行ってしまう。
『ルルーシュ!。』
「え・・・?。」
ルルーシュが向かった方向で自分の声がする。不思議に思って振り向くと、そこにはルルーシュと同じく学生服を着こんだ自分がいた。
『スザク!。』
ルルーシュは嬉しそうに“僕”に駆け寄っていく。楽しそうに“僕”と話す。
「ルルーシュ。」
そう呼びかけると周りの風景がゆがみ始めた。そして、ゼロに、ルルーシュに助けられて連れて行かれたあの廃墟へと変わっていた。
『枢木スザク、仲間にならないか?。』
『・・・わかった。』
ゼロの、ルルーシュの呼びかけに“僕”は素直に応じている。そして差し伸べられた手を取って、横に並ぶ。ルルーシュも仮面を取って“僕”に話しかける。
「やめろ・・・。」
また場面が変わっていく。式根島、キュウシュウ。すべて仲間にならないかと誘われた場所だ。そして“僕”はすべての場所でルルーシュの手を取っている。
「やめろっ!。」
僕は、後悔しているのだろうか。あの時、ルルーシュの手を取ればよかったんだと。そう思っているのだろうか・・・。
『スザク・・・。』
「ユフィ・・・?。」
風景が崩れていく中にユフィが立っている。僕の、一番の理解者だった。気持ちにこたえることは出来なかったけど、守りたいと思っていた人だ。
『スザク。』
ユフィが手をのばして笑ってくれる。僕はすがるように彼女のもとへと歩みだす。
「ユフィ・・・。」
ユフィの手をつかもうとしたときだった。銃声がした。後ろを振り返ると、ゼロが銃を構えていた。前に向きなおせばユフィが血まみれになって崩れ落ちていく。とっさに掴もうとした手は血に濡れていて滑ってしまう。そしてユフィはそのまま下に落ちて行ってしまった。
「ユフィ!。ユフィー!。」
『お前が仲間になっていればユフィは死なずに済んだのに・・・。』
「ルルーシュ・・・?。」
いつの間にかゼロ姿のルルーシュが後ろに立っていた。憎んでいるような、悲しい表情をして。
「僕は・・・・俺は・・・。」
『そのせいで・・・・俺も・・・。』
グッとルルーシュに抱き寄せられる。手にはいつの間にか剣が握られていて、それはルルーシュの心臓へと刺さっている。
『死ぬことになったんだ・・・・。』
「あ・・・・。い、やだ・・・。」
剣を握る手に、熱く赤い血が伝っていく。足もとにそれがどんどん溜まっていく。飲み込まれそうになる。
「やだ・・・。いやだ・・・、いやだっ!。」
飲み込まれそうな恐怖に剣から手を離して頭を抱えると足もとの血も、剣の刺さったルルーシュも消えていった。
「・・・も、やだ・・・・。ルルーシュ・・・・。」
つらい、怖い、悲しい。それだけが頭の中を支配していく。僕はまだあの時のことを悔やんでいる。そしてそれが嫌で、情けなくて、でも怖くて・・・。
『スザクー!、どこだー!?。』
「ルルーシュ・・・。」
また学生服姿のルルーシュが現れた。そして僕を捜していた。聞こえないかもしれないという不安もあったが、それに構わずに呼びかけた。
「ルルーシュ!僕はここだよ・・・。」
だがその呼びかけにルルーシュは応じることはなく“僕”を探しつづけている。
「ルルーシュ・・・。僕は、ここにいるのに・・・。」
『違うよ・・・。』
「なっ・・・。」
声がしたほうを振り向けば学生服姿の“僕”が立っていた。そして“僕”
はさらに言葉を続ける。
『君は、“僕”じゃないもん。』
「違う!・・・・僕は、枢木スザクだっ!。」
『違うよ、君は・・・“ゼロ”だろう?。』
「!・・・お・・・れは。」
そう、ゼロになってこの身を世界に捧げる。それがルルーシュから最後に受け取ったギアス、最後の契約、最後の約束・・・。
『そう、お前はもう、枢木スザクじゃない。“ゼロ”だ。』
「つっ・・・・。」
血に濡れたルルーシュが再び後ろに立っていた。そしてその血に濡れた手で、僕の頬に触れてくる。
『お前は世界に身を捧げなければならない・・・・。“ゼロ”。』
「俺・・・はっ・・・!。」
思わず目をギュッと閉じると、開いたときに目の前に広がっているのは見慣れた天井だった。
「僕は、まだ悔やんでいるのか?」
闇の帳が下りた部屋で一人、自分に問いかけてみるが、その問いに答えられるはずもなく、部屋には再び静寂が訪れた。
〜          〜
「スザクさん・・・。大丈夫ですか?。」
次の日の公務。公務は合衆国ブリタニア代表のナナリーとともに行うのが普通だった。
「大丈夫です・・・。」
「でもスザクさん・・・。なにか、つらそうに感じます。」
ナナリーは目が見えなかったころの名残で雰囲気や声のトーン、足音の変化などで人の感情を察知するのが得意だった。そんなナナリーだ、僕がいくらゼロの仮面をかぶっていても感情を感じ取るぐらいは訳ないだろう。
「私なら本当に大丈夫ですから・・・。」
「・・・スザクさん。どうして私にもそんな態度をとるのですか?。」
「うるさいっ!俺はもう“枢木スザク”じゃないんだっ!。」
つい、ナナリーに向けて大声で怒鳴ってしまう。いくら悪夢に苛まれていて寝不足でイラついていたとしても、それは最低な行為だった。
「すみません、本当に大丈夫ですから。・・・・今日は別の公務もありますのでこれで失礼します。」
「ス・・・・ゼロさん。・・・あの。」
ナナリーが何かを聞こうとしていたが、僕は逃げるようにその場を立ち去った。
〜          〜
今日の夢は少しいつもと違っていた。ルルーシュがこちらに話しかけている。
『スザク・・・・。スザク・・・。』
ルルーシュが“枢木スザク”に、語りかけている。でも僕は答えられない。僕は「ゼロ」だから。
『スザク、お前は忘れてる・・・・。俺との約束を・・・。』
「約束・・・?」
約束ならちゃんと守っているのに、“ゼロ”として生きているのに。これではだめなのだろうか。
『思い出して・・・・欲しい・・・・。』
約束。僕は何かを忘れているのだろうか・・・。忘れているのなら思い出さなければならないのに、考えれば考えるほど深い闇の中へと引き摺り込まれていった。
〜          〜
「はぁ・・・・。」
毎日続いている悪夢のせいでろくに寝てはいなかった。考えればその悪夢は3カ月前から続いているのだからそのころから寝ていないのだろう。疲労はピークに達していた。
「・・・ゼロ・・・さん。お休みになった方がよいのではありませんか?かなりお疲れのようですし・・・・。」
ナナリーは昨日あんなことを言った僕にも優しい言葉を掛けてくれた。
「ありがとうございます。・・・・でも大丈夫ですから。」
「何か悩んでいらっしゃいますか?私でよければ御相談に乗りますよ?。」
そのナナリーの優しさが今はものすごく救いだった。ほんの少しだけ、その優しさに甘えてみた。
「・・・大切な人との最後の約束を、僕はちゃんと守っているつもりなんだ。でも夢の中で・・・その人に“忘れてる”って言われて・・・。」
「お兄様ですか?。」
「うん。」
僕とナナリーのほかに人目がないので口調なんかも少しだけ元に戻した。
ナナリーは少しだけ考えたあと、ゆっくりと口を開いた。
「お兄様との話を聞いていないので何とも言えませんが、少なくとも私は“ゼロ”のことに関しては立派すぎるぐらいだと思いますよ。」
ナナリーは僕に向かってニコッと微笑んでくれる。それだけでも心の中がジンワリと暖かくなる。
「・・・本当に?。」
「本当です。・・・それに。」
「それに?。」
「“ゼロ”の事じゃない事なんじゃないですか?その約束って・・・・」
「違うこと・・・?。」
“ゼロ”のことじゃないこと・・・・。考えてみたけどそんなのは全然浮かんでこなかった。
〜          〜
「・・・・だめだ、眠れない。」
夜中になっても悪夢を恐れてか眠ることができなかった。寝返りを何度も打つがその度に目が冴えていく。
「・・・笑えるな。」
自嘲的なその言葉は静寂に包まれた部屋に消えていく。一人の部屋はとても広くて、さびしくて、つらかった。
「歩きたい・・・。」
仮面をつけてではなく、素顔で、このままで、久しぶりに歩きたい。今は深夜、たまに見張りは通るけどゼロの仮面を持ち歩けば問題はないかもしれない。
「もし誰かに顔を見られたら・・・“枢木スザクの霊が出たー!”って噂が立つかも・・・。」
何となく面白くて笑いが出る。“生きている”のに“死んでいる”この状況は変な感覚を生み出す。
「よし、行こう!。」
夜着では少しアレなので軽装に着替え部屋を出る。もちろんゼロの仮面も忘れてはいない。こうして夜のブリタニア宮殿の探索へと出かけた。
〜          〜
「こんな風になってたのか。」
このブリタニア宮殿は旧宮殿ペンドラゴンが破壊され、ダモクレスの戦いが終ったあと建てられたものなのでかなり新しい。そしてそのときにはもう僕は“死んでいた”ので宮殿の中をこんな風に奥の方までじっくり見たことはなかった。
「・・・すごい。」
奥の方の廊下はまるで美術館のようになっていた。数々の美術品が並んでいる。そういうのにあまり興味がある方ではないけれど、そこに並んだ品々はとても素晴らしいセンスでそろえられていた。それも有名な作家の作品だけではなく、名前を聞いたこともないような人の作品もあった。そしてそれらは全部ルルーシュが選んだものだ。
「“著名な作家だけが評価されるのは好きじゃない”って言ってたもんなぁ、ルルーシュ。・・・あ。」
数々の絵画の中に1枚、見覚えのある絵があった。その絵はアッシュフォード学園の生徒会で文化祭の時に描いたものだった。正門からみた校舎を描いたもので今となってはとても懐かしい。そういえばこれは生徒会で描いたというよりはルルーシュと僕で描いたような気がする。下書きこそみんなで分担した気もするが色塗りはもっぱら僕とルルーシュの仕事だった。
「今思うと、ルルーシュがゼロだったからなかなか進まなかったのかな?。」
僕も軍の方が忙しくてなかなかできなかったから進まなくって、ミレイさんに文句を言われたこともあったっけ。
「こ・・・こは。」
いちばん奥まで来ると、そこはルルーシュの部屋だった。もちろん1回もこれなくて、入ったこともない。
「そういえばここ、ルルーシュ以外の人は入ったことがないって言ってたっけ。」
あまりブリタニア本国にはいなかったし、僕の傍にいてくれた時の方が多かったからあまりこの部屋を利用している様子はなかった。掃除も自分でしていたし、ルルーシュが死んだあともそのままにしてしまったので埃だらけかもしれない。
「そういえば・・・。」
このブリタニア宮殿にいたときに、“俺が死んだら部屋の掃除はお前がしてくれよ?”って言われたことがあった。その時の会話は雑談のようなものだったし、ルルーシュも冗談交じりみたいだったからすっかり記憶の隅に追いやっていた。
「もしかして・・・あれが“約束”?。」
そうなのだろうか・・・?。普通に考えてそんなことはあり得ないけれど、ルルーシュは何かにつけて含みを持たせたりするのが得意だったし好きだった。
「・・・入っていい・・・よね?。」
思い切ってドアを開けると部屋の中は真っ暗だった。それに空気が埃っぽくって咳こみそうになる。
「電気は・・・。」
壁を手で探っていると手先に何か触れる。それが電気のスイッチだとわかり、つける。
「んっ・・・。」
急な明るさに目が追いつけないでいたが、慣れてくると部屋の全体が見えてくる。簡単なベッド、机、少し大きめのパソコン、お茶を飲むぐらいしかできなさそうなテーブルと椅子のセット。どれもこれもルルーシュの好きそうなデザインで、皇帝陛下が使いそうにないシンプルで質素で、それでいて機能性が充実しているものばかりだった。
「あ・・・これ・・・。」
ベッドの横で見つけたのは、僕が一等兵の寮生活のころから使っていたサイドテーブルだった。“死んだこと”になったあとさすがに自分の部屋に行けなかったし、この程度のものでルルーシュの手を煩わすわけにはいかないと思って諦めていたものだ。
「ルルーシュ・・・知ってたのかな?それとも知らなくて・・・かな。」
部屋中を見渡しながら歩いて回ると、埃っぽい空気の中にルルーシュのにおいが混ざっている気がした。この部屋も入ったことはないのに何となく懐かしい感じがした。それがかすかに感じるルルーシュの気配からだと気付くと涙がこみ上げてくる。
「つっ・・・・、ルルーシュ・・・。」
『なんだ?。』
「えっ・・・・・?。」
後ろから、ルルーシュの声がした。自分の空耳だろうか?そう考えたときまた声がした。
『言っとくけど、空耳でも幻でもないぞ。』
その宣言につられてゆっくりと振り返ると、さっきまで付いていなかったパソコンの電源が入っていてその画面にはルルーシュが映し出されていた。
『お前のことだ、俺との約束を忘れて、思い出してここに来たのは俺が死んでから3カ月ぐらいたってからじゃないのか?。』
「だって、あんなのただの会話の中の一言だって思うじゃないか!。」
『“俺との会話は全部重要なもの”じゃなかったけ?。』
「そんな、1年以上も前のこと・・・。」
不思議なことに会話が成り立ってる。たぶんルルーシュお得意の会話な流れを先に読んでおくやつだろう。きっと僕の考えていることなんてすべてお見通しってことだ。
『そうだ、お前の考えてることはよくわかるよ。』
「どうせ僕は単純だよーだ。」
『それもあるけど・・・好きだからな。』
「っつ・・・。」
久しぶりの告白に心が揺らぐ。さっきこみ上げてきた涙と一緒になって頬を流れた。
『泣くな、スザク。』
「つっ・・・だっ・・・・て。」
『お前、無理してないか?。“ゼロ”になろうと、“枢木スザク”を捨てようとしてないか?。』
ルルーシュがいった内容は僕が夢で見たもの、そうしようとしてたもの。そうしないとけないと思っていた、そうしないとルルーシュとの約束、“世界にこの身を捧げる”。これが実現できないと思っていたからだ。
『お前にはつらい役目を残してしまったけど、だからって気負うことはないんだ。頭脳を使う問題が出てくればシュナイゼルを使えばいい。つらくなったらナナリーに相談すればいい。たとえ公で言葉をかわせなくても、お前を支えてくれる人はいっぱいいる。』
「・・・うんっ・・・。」
『それに、優しい平和な世界を望んでいるのは“枢木スザク”だろう?それ捨ててどうするんだ。』
「うん・・・・ありがとっ・・・。」
画面の中のルルーシュはとても優しくて、僕はあふれだす涙を止めることができなかった。
『この部屋は、お前に使ってほしい。家具も使いやすいものをそろえたし、サイドテーブル・・・お前がずっと使ってきたものだろう?。』
「なんで、知って・・・。」
『知ってるさ、お前のことならな。』
画面の中のルルーシュは笑いながらそう言うけど多分きっとそうじゃない。ルルーシュは何でも知っている神様じゃないんだから。きっといろいろ調べてくれたんだ、僕のために。
『スザク。』
「・・・なに?。」
『お前には、つらい罰を背負わせてしまった。何度謝っても足りることはないと思ってる。』
「っ・・・そんなことないよ。僕も罰を背負わなきゃいけない立場だったし・・・。」
思わず画面のルルーシュから目をそらしてしまう。そんな事をしても記録された内容は変わりはしないのに・・・。
『・・・俺はもう、お前を助けてやることはできない。直接話すこともできない。・・・・お前を抱きしめることすらできない。だけど・・・。』
「だけ・・・ど?。」
『俺は、お前を、愛してるから。・・・Cの世界で待ってるから、お前が“ゼロ”を演じきってこっちに来るのを待ってるから。』
「ルルー・・・シュ・・・。」
涙が流れすぎて視界がかすむ。画面で優しく微笑んでいるルルーシュの顔はそのせいであまり見れなかったけど、声だけは、優しいその言葉だけはしっかりと心に染みいってくる。
『じゃあな、スザク。もうお別れだ。』
「そんなっ!。待って・・・・!。」
僕の叫びもむなしくパソコンの電源が切れる。急いで付け直してパソコン中を調べてみたけどさっきまで流れていたはずのビデオのファイルはどこにもなく、諦めるしかなかった。
〜         〜
「そうですか、お兄様との約束はそれだったんですね。」
「うん、でもおかしいんだ。メッセージが入ったビデオファイルがどうしても見つからなくて・・・。」
「もしかして、ビデオじゃなくて本当に天国のお兄様からだったかもしれませんよ・・・。」
「・・・そうかもね。」
昨日の夜の出来事をナナリーに話すと、ナナリーは笑ってそれを聞いてくれた。その日は久しぶりに昔話なんかをして、楽しい時間を過ごした。
〜          〜
今日も夢の中へと落ちていく。でも今はそれは怖くない。
「ルルーシュ、今日はね、ナナリーと昔話をしたんだ。特に、君の話が多かったかな?。」
『・・・そうか。』
夢の中のルルーシュはそれぐらいしか答えてくれないけど、僕をちゃんと枢木スザクだと思ってくれている。それだけでも大きな違いだ。
「ねえ、ルルーシュ。夢はさ、人の潜在意識を表すって言うよね・・・。じゃあきっとこんなに僕の夢が変わったのは潜在意識が変わったのかな?。」
『どうだろうな・・・。』
本当にこれぐらいしか答えてくれないけど、今はこれでいい。いつか本当のルルーシュに会った時は、きっと二人で思いっきり話をするだろうから。だからそれまでは・・・。
「それまでは我慢するよ。それだけの返事で・・・。」
そしてそれまでは、演じていよう。“ゼロ”を。そして忘れずにいよう。自分を、“僕”を、枢木スザクを
End


あとがき

う〜ん、思い描いてたのとは違うものになっちゃいましたww
どうしてかな?勝手にキャラが動き出した
ごめんねスザク!好きなんだよ!大好きなんだよ!でもこうなっちゃたんだよなぁ・・・

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