恋愛リアル
ヨン
―敬吾 Side―
マジでやばかった!
なんだあいつ…。
男だよな?アレついてたし…。
肌が透き通るぐらい白くて、紅く染まった唇がみょうに艶っぽくて…瞳が潤んで女みたく…いや、その辺の女の子より色っぽくて…って何考えてんだよ、俺!!
だいたい何であんな綺麗な体してんだよ!!
あんなの反則だろ!!
「あー!ったく。忘れ物取りに行ったのに。」
テストが近い事もあり、勉強でもしようかと机に向かい教科書をバックから出そうとすると入れたはずのノートが入っていなかった。俺こうみえて意外に真面目なんだよ。将来を期待されてる立場なもんで。
仕方なく学校へとりに戻ると…あんな目に 。
「…ハァ。まさか男にキスされるとわ…」
おまけに『抱け』と…。
マジ有り得ないから。俺そういう趣味ないし。
否定してる訳じゃないよ、愛のカタチは人それぞれだしさ。でも俺はないって意味。
ってか男でもいんだな『ヤリマン』みたいな奴。
ああいう奴の気持ちっていまいち理解出来ない。
まあ俺も合コンとか結構やってるけど付き合いだし。体の関係は別!
朔弥にからかわれたりするけど全然気にしない。俺からしたらお前の方が異常だよ。一生幸せになんかなれねぇぞ!
「仕方ない。今日はもう寝るか。」
まだテストまで時間はある。ベットに身を委ねると5分もたたないうちに眠りについた。
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