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キミのトナリ
K
−朔弥 Side−

今日の柊には驚かされてばかりだ。
まさかコイツの口からそんな言葉が聞けるとは思わなかった。
さっきの行動といい、柊にしたらかなり勇気を出したんだろうけど、それを気遣ってやる余裕がない。
柊の表情が視界に入り不安げな、緊張のせいか少し強張った顔が写った。
かなり俺のために頑張ってるんだろうな。
俺をがっかりさせたくないからとかそんな理由で。
いつだってコイツは俺が最優先なんだ、だからあんな事言ったんだろう。
けど、俺が触れることで柊が感じて、俺を求めてくれているのが素直に嬉しかった。
受け止めるだけじゃなくちゃんと柊が俺を欲しがってる、そう感じたから。

「無理矢理ヤったりしねぇから安心しろ。」

コクンと頷く顔からはまだ不安は消えていない。
小さくて、可愛くて、こんなにも臆病なんだ。
だから、もっともっと大切に扱わないと。
柊もその気になってくれたんだし、今更焦ってもしょうがない。
それにまだ解しきれていないソコに入れるのは、かなり無理がある。
暴走しかけた理性を必死に押さえ、両手の動きに集中する。
3本目の指を入れ、クチュクチュと掻き交ぜながら挿入を繰り返し、さっき反応が良かったポイントを何度も攻める。

「ツライ?」

「…はぁ…だっ…んあっ…だい…じょ…ぶ。」

スゲーエロい。
薄く瞳を開き、感じながらもちゃんと答える姿が堪らない。
普段の柊からは想像すら出来ない色気にめちゃめちゃ興奮する。

「やあっだめっ!っあぁぁー!!」

そこばかり夢中でいじっていると、高い声で鳴きながら背中を反らしビクンッと震え、俺の手の中で柊が限界を迎えた。
相手をイカせて満足するのも、その姿に煽られるのも初めてだ。
まだ肩で呼吸をしてグッタリはしているが、柊の意識はハッキリしている。
待ちに待った瞬間を想像し、期待と興奮で一気に胸が膨らんだ。
熱さと、指を締め付け絡みついてきた柊を早く俺自身で感じたい。
着ていたTシャツを乱暴に脱ぎ捨てると、たくし上げたままの柊のシャツも脱がせた。
素肌で感じた柊の肌は滑らかで、高めの体温や、早い鼓動が伝わり、俺を余計に熱くさせる。

「俺の入れるぞ。」

すっかり柊に煽られた俺はマジで限界、中に入りたい衝動が抑えられなくなり、いじっていた入り口から指を引き抜き、自分のモノに素早くゴムを装着する。
その間も俺のモノは硬く張り詰め、これでもかという程勃起している。
これじゃあ、あんまもたねぇかも。
さっき一緒に扱いて出しときゃ良かったと思いながらローションを足して、入り口に押し当てた。
その瞬間、柊の身体がビクッと振え硬く強張る。

「ごめっ!平気。」

その顔は『平気』じゃなく『かなり怖い』だろ?

「じゃあ、こうするか。まだ怖かったら俺の名前呼んで。」

柊の手と俺の手を合わせ、互いの指を絡めてギュッと握る。
同じように力が込められたのを合図に深いキスをしながら、進入を開始する。
十分に解れたピンク色のソコは、俺を誘うように絡みつき、締め付けながらゆっくりと飲み込んでいった。

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