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それから明日の弁当の中身について話し合った後。
俺様は思い出したかの様に口を開く。
「尚人、脅すようで悪いが……しばらくの間、身の回りには十分注意しろよ?」
「え?」
「冬休みに少々派手にやり過ぎた。
俺様や酒田に恨みを持ってる奴が、尚人に目をつけないとも限らないからな?」
「………」
「俺様がずっと尚人の傍についていられたら良いんだが……」
「いえっ、それは結構です!逆に二次災害の恐れがっ!!」
顔も知らない不良に襲われる可能性よりも、面識のある校内の生徒達の嫉妬の方が怖いのだろう。
今後は送り迎えも俺様がすると告げる前に、尚人に力いっぱい否定されてしまったのだ。
まぁ、そこまでは俺様の想定内だが……。
「それなら毎晩メールで良いから、何もなかったか定時連絡しろ。
決まった時間に連絡がない時は俺様から確認の電話を入れる事にする」
「えっ!?そっ、そこまで気を使って頂かなくても…っ」
「駄目だ、俺様の一方的なわがままで尚人を巻き込んでいるんだから、最後まで責任を持つのは当然だろう?」
「わがままだって自覚はあったんですね……」
しみじみと呟く尚人の最後の台詞は、あえて聞こえなかった事にする。
そうして俺様は、尚人と再会して4ヶ月目にしてやっとメアド&携帯番号を交換した。
更に毎晩連絡を取り合う約束をした事で、より一層親しくなるチャンスを手に入れたのだった──。
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