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青蓮学園物語
X-Day前日【朝】


「ハル〜〜?そろそろ起きる時間やで〜〜?」


 のんびりしたその台詞と共に、僕の視界は一気に光に包まれた。

 翔太の手によって、被っていた布団をはがされたのだ。


『うぅん……まだ、無理…っ』


 寝汚く翔太の手から布団を取り返す僕に、翔太は大きく溜め息をつく。


「最近、前にも増して朝弱なったなぁ……?
 はよせんと、昨日の夜に考えたばっかりの方法で起こすで??」


 そんな事言われたって…っ。

 連日夜中まで僕が何をしてるのかなんて、翔太が一番知ってるだろーーーー!!
 

 翔太の誕生日を明日に控えた今日……。

 振り返ってみると、この一週間あっと言う間だったよねぇ?


 その中身と言えば、本当に内容の濃いもので。

 あえて最後の一線を越えてないだけで。

 それ以外で道具に頼らずに出来そうな事で、思いついたモノはほぼ達成したと言ってもいい状態だった。


 なんと言っても、智兄が何かある毎に色々仕掛けてくるから…っ。

 アルコールにエロDVD、更に媚薬まで飛び出す始末で。
(媚薬ネタについては、53000HITキリリク Capriccio参照)

 智兄に風邪薬だと偽って渡された媚薬のアンプルを、偶然熱っぽかった翔太に飲ませた日には。

 もう誕生日まで待たなくても良いと何度思った事か……。



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あきゅろす。
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