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青蓮学園物語
7
 その後も検討を重ねる5人を横目に、僕はぼんやり自分の考えに浸っていた。


 よくよく考えたら……。

 この6人って変な集まりだよね?

 生徒会長、寮長、2−A,Bの各委員長、元書記、そして僕。

 うーっ、今更だけど、僕だけ肩書きがない事に気が付いた。

 あえて言うなら転校生?

 でも例の狂言誘拐事件がなければ、今頃は半強制的に生徒会書記の肩書きを押し付けられてたんだよねぇ??


『あ、そう言えば……』


 ボソリと呟けば、協議していた5人が一度に注目する。

 いや、これ、本当は口にするつもりのなかった言葉なんだけど…っ。


 きっとこのメンバーだと、なんでもないは通用しないよね?!

 むしろ言いよどんだりしたら、はっきり言えと脅されそうな気がする。


 慌てて頭の中の考えをまとめてから、僕は南条に向き直った。


『あの…っ、今更だけど。
 会計と書記は誰に決まったの??』


 問題の副会長は、眞鍋とか言う一年生なんだよね?

 顔も知らないけど……碧は兎も角として、智兄を崇拝してるという時点で僕とは相容れない気がするよ…っ。
 

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あきゅろす。
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