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青蓮学園物語
4
 そんな僕の心情も、優にかかれば手に取るようにわかるんだろうけど。

 これ以上話を拗らせたくないのか、一つため息をついてから僕に問い掛ける。


「時間もあまりないから本題に入るけど……春樹が知りたいのってどの程度?」

『えっ?もしかして情報に松竹梅とかランクがあるの??』

「ないに決まってるだろ。悪いな金子、四神相応だけで良い」


 僕の素朴な疑問は碧によって一蹴された。

 もーーーっ、みんなイライラしすぎだよーーっ!!

 翔太は逆に普段よりも機嫌が良さそうに見えるし、いつも通りなのはあきちゃんだけだよ…っ!

 そのあきちゃんすらも碧に気を使ってか、いつもよりも口数が少ないんだけどね。



「春樹は四象……東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀って言葉は聞いた事ないかな?」

『四象はわからないけど、白虎隊とか朱雀大路とか青龍軒なら何とか…っ』
 
「ハル、最後のは、駅前の中華料理屋やから……」


 大真面目に答えた僕に、翔太がつっこんで来たが。

 もしかしたらそこの店主さんも、その青龍から名前貰ってるかもしれないじゃないか…っ。


 僕と翔太のやりとりを華麗にスルーした優の説明によると。

 どうやら、前述の青龍や玄武などの「四神」には司る方角があるらしい、季節や元素も。

 青龍が方角:東、季節:春、元素:木を司る…と言う様に。
 

[振り返る][様子を伺う]

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あきゅろす。
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