[携帯モード] [URL送信]

青蓮学園物語
青蓮祭にまつわるetc
 
『へ??教室に何があるの?』

「もう少し待て、ちゃんと連絡は入れてあるから」


 連れてこられた理由がわからなくて、3人に問い掛けると。

 すっかり平常に戻った碧から、待ての指示があった。


 連絡って誰にだよ!?と問いかけたいのはやまやまだけど。

 今の状況で碧を刺激するのは得策じゃないと思った僕はそのまま引き下がる。


 もしかして実行委員会に青蓮祭説明担当でも居るのかな?

 だって転校生の僕と同じく初参加の1年生達は、きっとわからないだろうから……。

 それとも例年の事だから、詳しく説明する資料でもあるのだろうか?


 だけどこうやってぼんやり時間が経過するのを待っていると、どんどん眠気が襲ってくるんだけどなぁ?

 昨日のアルコールは完全に抜けているけど。

 早く寝たとは言え、起きた時間も早かったからねぇ?


「ハル眠いんか?」

『うん……』


 自分の席に着き、机に突っ伏してうとうとしてると、翔太が僕の頭を優しく撫でてきた。

 あーー、駄目だってば。

 髪の毛触られると余計に眠気が増幅するんだけど……。


 僕が完全に眠りに落ちかけた時、教室の後ろ側の戸がガラリと音を立てた。
 

[振り返る][様子を伺う]

11/50ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!