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青蓮学園物語
6
 早朝にも関わらず、そのままベットの中で愛情の再確認と称して甘い時間を過ごしていた僕達だったが。

 折角早起きしたのだから混む前に利用しようと、いつもよりも早く食堂へ向う事にする。



「あーっ!翔太、はるちゃんおはよ〜〜っ!!」


 偶然食堂の入り口で、昨日に引き続き不機嫌そうな碧と困り顔のあきちゃんに出会った。

 僕達を目にした途端助かったと言わんばかりに駆け寄ってきたあきちゃんに、翔太と二人苦笑する。


「なんや朝から元気やなー?」

『相変わらず二人は早いね〜?』


 いつもの僕なら、この時間はまだまだ布団の中に居るよ!?


「今日は用事があるから、俺達もいつもより少し早めだぞ?
 それよりも……翔太は何か良い事でもあったのか?」

「え?急に何なん?いつも通りとちゃう?」


 そう言いながらもあからさまに笑顔の翔太に、碧は眉間に皺を寄せた。


「昨日の夕方逢った時は、相当落ち込んでたと思ったが?」

「えっ?僕気付かなかったよ〜?」


 そう言いながら首を傾げるあきちゃんを見て、何故か癒される僕。

 うぅっ、鈍感仲間が居るよ…っ。

 みんな人の機微に敏感すぎて、いつも僕だけ取り残された気分になるんだよねぇ……。
 

[振り返る][様子を伺う]

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あきゅろす。
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