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青蓮学園物語
4
 それに対して僕の評価は──。

 良くも悪くも注目度はダントツらしい。


 HRの時に蓮見先生に言われた通り、転校生と言う事もあってか話題性と言う意味では完全に抜け出していた。


 本当は目立たずひっそり生活したいのに、前述の悪目立ちする関係者達がそれを許してくれない訳で。

 特に翔太と交際宣言してからと言うもの……絶えず衆人環視の下で生活していたのだ。


 噂ではマスコミ研究会なるパパラッチモドキの奴らも暗躍していて、ゴシップ記事満載の瓦版が秘密裏に売られているとかなんとかで。

 部活動必須な所為で、訳のわからない同好会が乱立するこの学園ならではの事態だった。



 閉鎖的な環境はコレだから……。

 はぁ…っと、大きくため息をついたところで、僕は我に返る。



 いけないっ!楓の存在をすっかり忘れていたよ…っ!?

 存在感を消すのに長けている楓と一緒にいると、自分の世界に入り込む事が多いんだよね……。
 

 僕が慌てて楓に向き直ると、向こうも何か考え事をしていたみたいで。

 はっと気付いた様に僕を見つめ返して来た。
 

[振り返る][様子を伺う]

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あきゅろす。
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