青蓮学園物語
2
最初の2つは内容はともかく、誰から発せられたか分かってるからいいんだけど、最後の台詞はどういう意味?
ゆーひって誰だ…?と思いつつ、状況を考えれば目の前の男しかありえない訳で……。
『ゆーひって須藤のあだ名?』
「あ、その台詞ちょっと傷ついた。
もしかして春樹君、俺の名前知らなかったの?」
そこまで話したところで、僕と須藤は第三者達によって引き離された。
「ハルっ、えぇ加減にせぇよ?
どこまで俺を怒らす気やねんっ!」
「ちょっと、無視しないでよ、雄飛ーーっ!」
別に怒らせる気はこれっぽっちもないんですけどっ!
翔太に後ろから羽交い絞めに合いつつも。
須藤の方を見ると、ちっちゃい法被を来た奴が纏わり付いていた。
あれ、あの子って……。
「ミナミ、俺が手伝うのは当日だけでいいって約束じゃなかったか?」
「そうだけど…っ、少しぐらい協力してくれたっていいじゃないっ!」
ミナミと呼ばれた少年は、昼休み駆さんが来た時に話しかけて来た奴だった。
やけにキラキラした瞳で3年生's を見ていた様な気がするんだけどなぁ……?
うちのクラスの奴らと一緒で、有名人に弱いタイプなのかな?
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