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青蓮学園物語
11
 そう言われて他の3人を見ると。

 僕と同じで確認する気にもならなかったんだろう。

 もらった袋を開けることもなく握り締めていた。


 4人で顔を見合わせても打開策など見つかる訳も無く……。


 僕達は覚悟を決めて無駄にファンシーな袋を開けた。






 ………。


 袋に入っていた物は。


ネコ耳

鈴付きチョーカー

尻尾付きベルト

指先なし手袋
(肉球を押すと飛び出す爪付き)



『こんなのどこで見つけてくるんだよっ!!』


 僕とあきちゃんが白猫で碧と翔太が黒猫セットだった。

 チョーカーのリボンは色違いらしくて。

 翔太が青、碧がシルバー、あきちゃんは赤、そして僕が黄色……。


──今週一杯これを付けたまま過ごせというのか???



「よく出来ているな……結構気に入った」


 横を見ると早速手袋を付けた碧が、ピンクの肉球を押して爪を出したり引っ込めたりしながら喜んでいた。


「碧ちゃん昔から可愛いもの大好きだから…っ」


 やっぱり大物だよね……と呟くあきちゃんの台詞に、翔太と僕は大きく頷いた。
 

[振り返る][様子を伺う]

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あきゅろす。
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