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Dream
見た目美人(跡部)

「跡部ー」

「……」

生徒会室に置いてある高価そうなソファーに凭れかかりながら、デスクで何かの書類を書いている跡部に話し掛ける。

「おーい、あ、と、べー!」

「……」

因みに言うと珍しく眼鏡着用の跡部。
割と似合ってる。やっぱ素材がイイんだろうね。

「跡部景吾ー、無視すんなー」

「……」

「…バーカ。あほべのバーカ」

「あ゙ーーっ!!!うるせぇ!!」

バンッと勢いよくデスクを叩いて跡部…もといあほべ様が立ち上がる。
眉間には皺が寄っていて、さらに青筋まで立てている。

「お前が静かにしてるっつーから入れてやったのに何だてめぇ!!!」

「だってー」

「だってー、じゃねぇ!!!」

折角可愛らしく頬を膨らませながら言ったのに跡部の眉間の皺がまた増えた。そして声量もアップ。
近所迷惑もいい所。きっと周辺の教室には跡部の怒鳴り声が届いているに違いない。

「構えー」

ソファーでゴロゴロしながら言う。
折角素材がイイのに内面に問題があるよなぁ。

「俺様は忙しいんだ!!構ってほしいなら宍戸ん所でも言って来い!!」

勢いよくドアを指差す。
あ、結構指綺麗じゃん。長いし。

「えー宍戸ー?嫌だー」

「我が侭言うんじゃねぇ!!」

「だってチョタが邪魔するんだもん」

畜生。あのデカくて白い忠犬め。宍戸に話し掛けようとしただけで、

『宍…』

『宍戸さん!おはようございます!』

こんな感じで邪魔してくる。そして私を真っ黒…いや、どす黒い笑みで見る。確信犯だよね。
まぁ宍戸は優しいからさ、綺麗な笑顔で挨拶してきてくれるケド。例えるなら天使。
それに宍戸と同じクラスだしね。ざまぁみやがれ、鳳長太郎。

「だったら忍足ん所に行け」

「忍足かぁ…・・・嫌」

「今度はなんだよ」

呆れたのか若干溜め息混じり。
ソファーから起き上がってちゃんと座り、跡部の方を見る。

「跡部と一番一緒にいたいから」

真面目にそう言えば跡部の顔が少し赤くなった。可愛い所あんじゃん。

「駄目…?」

「…チッ…しょうがねぇな……その代わり大人しくしてろよ」

「…うん!」



前言撤回。跡部景吾はなんだかんだ言って優しいです。


END




アトガキ↓
書けた!大体30分くらいでザーッと。構想段階と比べると何やら跡部が受けくさくなった。跡部受は好きじゃないんだよなぁ…((自重しろ
取り敢えずヒロインと跡部が恋まで行くようで行かないオハナシ。

…つか夢機能使ってない。意味ねぇ。

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あきゅろす。
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