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当{編
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俺の説明の何処かに反応したらしく、葉司さんがスプーンを置いた。


「今『してた』って言いましたね。過去形なのですか?」


あの高明君が?って言う事は葉司さんも知ってるのか。


「仙藤は…風紀対象なんだよね」


「そう言や最近『苦手な奴が出来た』とか何とか言ってたが、もしかするとソイツも風紀か何かか?」


思い出した様に辰巳さんが言う。


「そうだろうね、多分。で、ソイツの名前、知ってる?」


俺が知ってる仙藤ならあの名前が出てくる、ハズ。


「そうだな、確か…とう、どう…いや、違うな。とう…東条(とうじょう)、だったな。下の名前は知らんが」


まぁ、やっぱりってとこか。


「その東条、て奴知ってんのか?」


「まぁ、知ってるよ」


知り過ぎてる位に、ね。


「高明が言うにはその『東条』って奴は二つ年上で普段から何考えてんのか分かんねえ無表情で恐ろしい位に頭が良くて教師でさえ避けたがる様な奴らしい」


「へー」


「そこまで言う程頭が良いのなら教師も扱いずらいんでしょうね」


「だろうな。話しはズレちまったが高明は知ってんだよな?」


「うん、一応は。なんで?」







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あきゅろす。
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