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神子色流れ
〜第九章 自由奪われし者 そして救い〜

妃は思う。


何故、そこに立っているのだろう。


何故、動かなかったのだろう。


何故、手を伸ばさなかったのだろう。




後悔はやがて、鮮やかな翼になり、空を廻る。
新たな始まりへと。

想いをのせて。




「〜第九章 付き人の嘆き そして救い〜」


あぁ、私がもう少し

あなたにすべてをささげたなら

これは

避けられた道なのかしら




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あきゅろす。
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